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「分割自我復元」
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[270]
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★分割自我復元★その270■ あなたがどうしても『認めなければならない事実』
by:
鈴木崩残
2013/10/13(Sun)05:02:55
あなたは両親が大好きだったのである
●おそろしく誤解を招くようなタイトルに、わざとしましたが、
今回の投稿は、
トラウマを掘っている、
掘れていない人、
かなり掘った人、
掘り尽くした人、
さらには、全自我になった人、すべての人に対しての内容です。
●トラウマAC問題は、これまで、皆さんが桜の間で見てきたように、
その重篤な病理は、
親の歪んだ悪意によるもの、
悪意はない所為だが、害になったもの、などいろいろあり、
結果として、皆さんは、自分の両親の両方またはどちらかを
「毒親」だった、と断定するに至ります。
これ自体は、事実誤認ではありません。
必ず、とんでもない、トラウマ、それに対するAC人格、洗脳の様相が、
明らかになってくるものです。
それは、自我復元を始める前の皆さんのほとんどすべてに影響してきましたし、
復元をしていてさえも、その害が顔を出します。
●私は、皆さんにずっと、
親と自分との関係を、もう一度、最初から思い出して疑えと言い、
制圧した、または制圧せざるを得なかった親への怒りを思い出し、
怒りがあるならば、容赦なく、憎んで良い、
とにかく、相手(親)に反撃して攻められるかどうかではなくて、
あなた自身の感情を抑圧していたらならば、それを生の方で出しなさい、
と言い続けました。
それは絶対的に必要なことです。
今後もそれは続けてください。
●しかし、見落としてはならないものが、もうひとつあります。
皆さんが、大小なりとも、トラウマを背負うのは、
むろん、親が悪意からしたこと、親が無意識にしたことが、
直接の原因となって、心に傷を残し、それが感情となり、
その感情を、直接に親にむけて出さないようになってしまったことによる、
さまざまな、現実逃避、
これが今日まで、私が問題にしてきた論点です。
■しかし、皆さんの親が、「事実として」どれだけの馬鹿で、
どれだけの毒親で、どれだけのキチガイであったとしても、
あなたは、少なくとも、0歳から1歳あるいは3歳ごろまでは、
その親を「大好きだった」というのも事実なのです。
正しくいうと、大好きというのではなくて、
「頼っていた」
「親だと思っていた」
「当然に愛されると思っていた」
ということです。
これは、現実に親がどういう人間だから甘える、甘えない、
ということではなくて、
動物の「本能」として、そうあらざるを得ないものです。
あなたが、この世界に生まれ出て、1歳にもならないのに、
親を見て「こいつは、毒親だ」などと分かるわけがありません。
仮に、あなたがまだ乳児で、夜鳴きをしたときに、
あなたを、ぶん殴ったり、蹴った親がいたとしても、
それでも、無抵抗なあなたが、そのクズ親に殴られたり蹴られる前までは、
「あなたの側」は、それを「自分を大切にしてくれる親」だと
思っていたというのは、100%真実なのです。
●ところが、この思いは、もっとも早い場合には、
乳児のときあなたが虐待されたり、
さらに、もっと前であれば、あなたが、お腹の中にいるときに、
「この子供は中絶しよう」とか「こんな子供いらない」とかの
言葉や意志を聴いていた可能性も発生します。
しかし、それでもなお、
少なくとも、母親が妊娠してから、たったの数ヶ月であっても、
あなたにとっては、子宮の中は心地良いものであったのです。
それが、その後、「恐怖」や「不快」になるのは、個人差があり、
0歳のときから、恐怖がある場合もあれば、
3歳、5歳、あるいは10歳、いつ、親からの毒を浴びるかは違います。
●しかし、それでも、絶対に無視できない事実、
絶対に「否定することが不可能な現実」とは、
>「あなたは、親は、親として振舞ってくれるものだと、
> 信じて疑わなかった時期がある」ということです。
●この最初に子宮内または幼児期にあった、親に対する絶対的な信頼は、
その後、幼児虐待されてさえも「残る」あるいは「残っている」、
これこそが、重大な問題なのです。
その「親は自分の味方だ」という「動物には、当然の信念」が、
確実に、今も、残っていることに気づかずに、そのまま、
トラウマを掘り、AC行動を探っても、
そこで見出されるのは「悪役として見える親」のみです。
むろん、毒親は、あなたの親になる前から毒人間です。
しかし、悲しいことに、あるいは不運なことに、
あるいは、あまりにも「残酷」なことに、
>「生物」としてのあなたは、親に絶対的な信頼を置く、
>ということから、スタートしているということです。
つまり、どれだけ親を憎んでいる子供や大人であっても、
>生物の本能として、
>「親を片想いしてしまった過去がある」という事実です。
●これ故に、親が実際にどういう毒親だったかそうでなかったか、
ということと「全く無関係に」、
あなたは親を慕うように「作られていた」ということです。
それが、一転して、親の正体が、トラウマ堀りによって暴かれても、
それでも、あなたの肉体で、最初に発動した、
「親への信頼」は、今もなお生きつづけています。
それが、今も「生きつづけている」こと、
それを認められない人は、
トラウマ掘りが、つらくなり、出来なくなり、
AC人格の癖に、何度でも振り戻されます。
そもそも、「何かがつらい」というのは、
「相反する意志が、そこにある」という事を明白に意味するからです。
■多くの場合には、毒親はあなたのことなど、全く愛していなかったと思います。
あるいは、少しは愛していたかもしれません。
または、毒になる愛しかたをしていたかもしれません。
どちらにしても、
あなたのことなど、両親は全く愛していなかったり、
さらには、「こんな子供など、産まれてこなれければよかった」と、
あなたの両親が、本気で思っていたとしても、
>「それとは、全く関係なく、動物としてのあなたは、
> 親を親として信頼していた」
これを「認めないとならない」のです。
●これは、子宮の中にいたときだけではなく、
あなたが、親に対して、「不信感を持つ前」までは、
そのまま、その信頼は、作動し続けていたものです。
それが、だんだんと、信頼できなくなってゆき、
とうとう、無明庵でのトラウマ掘りでは、
「全く信用できない詐欺師の親」にまで親の権威は地に落ちるわけですが、
>そもそも、「失望感」「絶望感」というものは、
>「希望」が前提としてなければ生じません。
希望や、期待、そして、
当然にあるはずだと思っていた親からの加護、
これが、予測したよりも「ない」、
または欲しい量よりも「少ない」、
ということがあなたに感じたられその瞬間から、
子供であるあなたは「失望し」、
「親に裏切られた」とショックを受けて「絶望」します。
それでも、そのショックを見ないままに封印して、病理がひどくなる人、
そのショックを認めて、自分がをどう思っていたかを思い出そうとする人、
いろいろなプロセスがありますが、
最も、思い出さなければならないのは、
>人間という種類の生き物としての、あなたの生の「第一歩」は、
>「親に対する絶対的な信頼」から開始されたということです。
●言うまでもないことですが、
これは、「あなたの親なのだから愛しなさい」と言っているのではありません。
また「親というものには、等しく価値がある」と言っていいるのではありません。
そんなチープな嘘を、私が言うわけがありません。
そうではありません。
私が言っているのは、
あなたは、親を「愛すべきなのではなく」、
親に無条件に「子供にとっての、存在価値があるのではなく」
愛すべき価値など、全くゼロの親でも、
あなたは、親を、
「愛してしまっていた」
「慕ってしまっていた」
「信頼してしまっていた」
「そういう生き物として、そのように作られていた」
という事実を思い出せということです。
これを思い出せれば、
『この本能的なレベルの絶対的な信頼がまずあり、
それが、次第に崩れていったことに対する不安、
それこそが、親子間のトラウマを作り上げた本質だった』
と分かるはずです。
■戦場や事故現場でPTSDになるというのは別として、
親子間で生じたトラウマ、AC、調教のすべての問題に、
その底流で、常に、ずっと見えないところで糸を引いているのは、
あなたは、親、とりわけ特に母体であった母親を、
あなたの意志には関係なく、
「信頼するように作られていた」ということです。
ですから、親に対する、もの凄い憎悪のある人も、
実は、その「月の裏側」には、
「親に対する絶対の信頼」というトラップがあったこと、
これに気づいてください。
このトラップは、親が、信頼できるか出来ないかとは関係ないものです。
■言うまでもないことですが、それは、
いまさら、あなたが親を好きになろうとしたり、
親を許すことではありません。
親など、絶対に許さないで結構です。
あるいは、人によっては許しても構いません。
しかし、許さないとか、許すとか、
そんなことには全く関係ない領域のシステムが重要なのです。
親に対しては、どんな人も例外なく、
最初にそこにあったのは、絶対的な信頼であり、
それは、頭の判断によるものではなく、本能レベルのものであり、
その信頼の残像が「今もある」からこそ、
あなたのこれまでの人生で、もしも、その親に対する失望感があれば、
あなたは、自分でも知らないうちに、
受胎してから、死ぬまで、ずっと、
「親は絶対的に信頼できる」
「親は、信頼できない」
この「全く正反対の思考」の矛盾によって、
分裂したまま苦しむのです。
この矛盾と、精神分裂の苦しみから解放されたいのであれば、
「本能レベルでの、親への絶対的な信頼」があったことを生の形で掘り出し、
「親など、全く信頼できない事実」をも、生の形で掘り出し、
>その両方が、表裏一体の状態でそこにある、
という「事実」を認める以外にないのです。
それは、あなたが心地よいとか悪いに関係のない「事実」なのです。
事実誤認こそが、
この世界のほとんどすべての問題を悪化させるのです。
親があなたにした、悪行や、悪影響は、徹底して掘ってください。
同時に、
そんな親でも、その親を片想いして、信頼するように、
あなたが作られていたことも、自覚してください。
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本日のおまけの動画
↓
http://www.youtube.com/watch?v=YpaRfqk20ZI
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