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★分割自我復元★その278■ 「機能不全家族・用語編」
by:
鈴木崩残
2013/10/30(Wed)15:29:26
>10/31 10:30■本文中に重要な加筆をしましたので、再読下さい。
トラウマ掘り・用語編
■トラウマ掘りについては、今後、可能なかぎり、
個別の事案について、私が「ここが変ですから、掘ってみてください」
と、1人1人に、細かく言わずに済むようにしたいと思います。
そこで、皆さんが、自分自身でトラウマを掘れるように、
「用語」を、今回、改めて定義して整理することで、分かりやすくしておきます。
今まで「トラウマAC人格」とか「ACトラウマ人格」など、
統一性が取れていませんでしたが、ここで統一させます。
【トラウマ】
■あなたが受けた心的外傷のこと。
子供時代に、家庭の中で「毒親」から受けるものが最も種類と数が多いが、
学校、社会で受けるほか、
事故・事件などの場で、他者からのものである場合も含む。
トラウマを生じる原因となる「加害の種類」としては、
直接的暴力、殴る、蹴る、叩く、性的暴力、強くつねる、等。
言葉によるものでは、
大声で恫喝する、態度で威嚇する、言葉で脅迫する、等。
おしおきなどの監禁、玄関の外へ締め出す罰、等。
父親が母親を殴るなどの「間接暴力」、等。(それを見た子供が恐怖する)
兄弟間の暴力や、兄弟差別からくる圧力、等。
軽蔑、罵倒、等。
無視、放置 等。
■これらの結果として、
↓
「恐怖」、「不安」、
「疎外感」、「寂しさ」、「悲しさ」、
「無力感」、「自己否定感」、
「屈辱感(悔しさ)」そして、
「過度の劣等感」や、周囲への「罪悪感」、等を生じ、
これらの感情そのものをトラウマ(心的外傷)と呼ぶ。
それらの感情が、どういう暴力的な刺激によって起きたかを示すのが、
前述した「加害の種類」である。
この心的外傷を記憶している「部分」を、
一般的には「インナーチャイルド」と呼ぶことが多い。
受けた被害の種類と、本人の無意識さの加減によっては、
この「苦しく不快な感情があったという事実の記憶」すらも、
本人が思い出せずに、発見されていない場合がある。
【AC人格】
虐待の結果として生じた前述のトラウマの感情や、苦しみではなくて、
その「つらい感情を感じることの苦痛から逃れるため」に、
「被害者が自分で作り出した」人格。
この場合「人格」とは、言動の動機をなすもの、
つまり、あなたの行動と思考の決まったパターンと見ていい。
被害者である子供(あなた)が、その心の痛みや記憶から現実逃避して、
それを思い出したり、感じないようにする為に作られたこの人格は、
次の行動などに現れる。
麻痺、無感動、無関心、無自問。
他者への軽蔑、他者への過度の攻撃性と支配欲。
歪んだ傲慢さと、場違いな自慢や虚勢。
おべっかを使う、媚びる。
極端に遠慮をする。
相手に理解されない事による孤立を内心で極度に恐れ、
必死になってまで自分の真意を相手に説明しようとする。
自己正当化に終始する。
トラウマを見ないで済む為の、
「各種の依存症、共依存症や、中毒状態」。
悪化した場合には、自傷行為、摂食障害。
各種恐怖症、強迫神経症。
さまざまな心身の発病(精神障害に定義される重度の疾患も含む)
犯罪行為。
■しかしこれら全ての根幹は「我慢」から始まる。
したいことを我慢して諦める。
したくないことなのに我慢してやってしまう。
言いたいことを我慢して言わないままにする。
言いたくないことを我慢して言ってしまう。
泣き笑いしたいのに我慢してしまう。
泣き笑いしたくないのに我慢して泣き笑いしてしまう。
これらすべては、その最初は、
「親から不安にさせられないため」
「自分が不安にならないため」だったのである。
この人格の「部分」を、
一般には「アダルト・チルドレン(AC)」と呼ぶこともある。
AC人格である場合には、必ずトラウマの痕跡が見つかる。
【感染人格】
親の故意、過失にかかわらず、また親の悪意がなくとも、
親の感情の癖、考え方が、自覚できないうちに、
そっくりそのまま子供のあなたに伝染した人格。
伝染したという意味で、感染人格と命名した。文字通り、毒親のコピー人格である。
暴力、恫喝などによる心的外傷は、「毒親によるトラウマ」と呼ぶ。
これらによるトラウマは、たとえると「外傷」つまり「怪我」に似ている。
怪我は、それをやった加害者についてあなたは記憶している。
誰がやったか、どうして怪我をしたかの記憶が明確である。
痛みも被害を受けたときに、すぐさま瞬時に生ずるのである。
これに比べて『毒親の感染』は、たとえると『内科的な病気の感染』である。
つまり、発病するまでに時間がかかったり、
あるいは、毒親から感染したと分からずにいることがほとんどである。
感染者であるあなたは、その犯人が親だとは思っていない
感染源は、親しかあり得ないにも関わらず。
トラウマは、直接的な暴力や大声などの恫喝なので、外科的であり、
それは、親が直接的に殴ったり、怒鳴ることで子供が受ける傷である。
しかし、「感染」というのは、
親が子供を怒鳴らず、暴力をふるわなくとも感染する。
では、そこで感染するものとは何であるのか?
それは、『親が、口できちんと言わずに、我慢した感情』である。
子供に直接に怒りを言動では向けずに、
子供にとっては、分からない、回りくどい形で、
子供に自分の抱えたストレスをぶつけた場合に感染する。
また、親がそうして鬱積して、我慢しているところを子供が察して、
親の我慢や、恨みや、心配や、不安をそのまま、自分の体内に取り込む。
それが「親のせい」とは全く分からずに、
誰のせいか、何が原因かも、全くわからずに成人し、
やがて、自分が、いくら言動を親とは違う振る舞いや人生の選択をしても、
「物事に向かう姿勢や動機の根底」に、
自分の親とそっくりの毒があることに気づき始める。
ただし、トラウマ掘りをしないと、気づかない人が大半である。
直接的な暴力、恫喝、そしてそこに悪意が見えなかったために、
感染させた方も無自覚ならば、
感染したあなたも親からのものだという自覚が全くない事がほとんどである。
この人たちは「親は別に、それほど悪い人間じゃなかった」
と口では言うくせに、他者から見ると、どう見ても、
その本人が、著しく性格や、考え方が歪んでいる、という場合、
ほとんどの場合には、原因は、この「感染」によるものである。
だからこそ、親が加害者であるが事が分かりやすい、
暴力や恫喝による「トラウマ」を持っている人達よりも、
「被感染者」は、感染源が親であることに気づくのが困難である。
また気づいても、親のその毒の性質を、
本気では「敵視」ができないように洗脳されたような状態にあり、
毒親の性質が、その人が自分そのものだと思いこんでいて、
かなりの深さで自己同化してしまっている。
故に、心底から、インナーチャイルドの感情を引き出せないという、
重篤な欠陥を持っている人がいる。
症状という点では「自問を全くしない点」などの点は、
AC人格ともダブる所がある。
また、明らかに、KYな雰囲気を発散しながら、
根拠もなく、馴れ馴れしい、ずうずうしい、というタイプの人間には、
この「感染人格」が見受けられることがある。
親から感染した性質は、あなた自身の「経験と理解」によるものではないのに、
あなたの日ごろの思考や感情を著しく抑圧するものとなる事が多い。
ただし、出ている性質は、その親が持っていた性質ごとに異なるので、
症状を限定したり分類して一覧表にする事はできない。
【被調教人格】
主に毒親が策略的に行うことが多く、子供を自分の命令に従うように、
長い時間をかけて行った調教の結果、
調教された子供側も、それが自分の考えだと誤認してしまう人格。
親による口癖、または宗教や、偉人伝などからの格言めいた言葉が、
子供に刷り込まれることも多い。
ただし、それらは、「感染人格」と全く同様に、
あなた自身の「経験と理解」によるものではない、にもかかわらず、
あなたの思考や感情を拘束したり、著しく制限するものとなる。
AC人格が、子供自身が、間違った自己防衛の為に作った人格であるのに対して、
毒親が画策した上で、わざと子供の中に作る「人工的AC人格」とも言える。
■なお、「感染人格」と「被調教人格」は、
「トラウマの痕跡」が、非常に見つかりにくいことがある。
AC人格は、トラウマに対して、
「本人」が生み出した「対抗と回避のための人格」であるから、
本人がそれを見て、分析すれば自覚ができるのである。
ところが「感染人格」と「被調教人格」は、
「本人」が編み出した人格ではなく、親の人格であるので、
本人が分析を試みても、それ自体の行為が毒親そっくりだったり、
コピーだったと自覚することが困難になる。
それは、子供だった頃のあなたの中に、完全に刷り込まれており、
それに多大な影響を受けて、現在のあなたの思考や言動が制限されている。
しかし、そもそも、それは、本人のあなたが作った人格ではないので、
自分の言動(自分の考えている事や、行動)に対して、
リアリティー(現実感)すらも、感じていない事が多い。
【原主体】
前述のいずれにも属さない、人格のさらなる「視点の核」。
よく、小さな女の子や男の子として妄想してしまう者がいるが、
この原主体には性別はなく、年齢もない。
【解決法】
心理的不快感、すなわち「落ち着きのなさ」「焦燥感」「違和感」を感じた、
まさにその時に(その時のみがチャンスであるので、遅くともその日のうちに)、
現在から過去への記憶を辿り、
自らの、「トラウマ」、「AC人格」、「感染人格」、「被調教人格」を
見つけ出すことを、そのつど、繰り返し続ける以外にない。
あなたに、今も深く影響している重要な記憶は、
3歳以前まで、5歳以前まで、7歳以前、9歳以前までに発見される事が多い。
幼少期になるほど子供が「無防備」なので、トラウマや調教を受けやすいからである。
なお、このトラウマの掘り下げは、【分割自我復元】と併用しないと、
そうした自己分析による解毒効果は、ほとんどないものと言える。
【親が注意すべきこと】
1/少なくとも「7歳ごろ」までは、
子供にとっては心理的には、親しか頼れないのであるから、
子供を「不安」にするような、あらゆる行為を親は慎み、決して行わないこと。
2/大人にとっては軽くのつもりであれ、
怒りによって叩く事や、身体に過度の圧迫を与えることは絶対にしてはならない。
3/怒りによって怒鳴ることも禁止。
4/スキンシップは必要。
5/「5歳ぐらい」までは、どれだけ甘えさせても良い。
6/兄弟姉妹間で、
自分が差別されているという印象を子供に与えないように注意すること。
7/「5歳ぐらい」までは、
親は、子供に一切命令をしないこと。つまり禁止や強制をしないこと。
トイレ、その他の必要行為を「教える」のは良いが、
躾と称して、余計なことを一切、命令によってさせてはならない。
たとえば兄弟姉妹や友達や大人に「謝れ」と命令するのもダメである。
その理由を明確に説明しても、子供には理解できないからである。
子供同士の場合には、大人のルールの謝りなど無用であり、
ほっておけば、また仲良く遊びはじめるものなのである。
そこを大人が余計な介在をして、
子供の頭を親が押して、無理に謝らせるポーズなどさせてはならない。
もしも自分の子供が他人様に失礼をしたらば、
親が「うちの子が大変な失礼をしました」と代わりに謝罪すべきである。
8/とりわけ重要なのは「母親」の子供への接し方である。
これについては、下記の投稿を必見のこと。
↓
http://www.mumyouan.com/k/?S315
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●しかしながら、こうした注意点をいくら親が自制して守ろうとしても、
その親自身が、幸せで、笑いがあって、不安がない日々を多く経験していなければ、
根本的には、親が自分の言動に注意しようとしただけでは、効果がない。
●また極論すれば、毒になるような親は、子供の近くにいないほうがマシである。
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