「詩」とは何であるか??


>●まずは、有名なひとつの詩から。


「わたしと小鳥とすずと」

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面（じべた）をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

___________


この詩については、ありがちなものでは、
次のような。とんでもない解釈があったりする。
↓

>>それぞれが、べつべつで、でもそれに優劣は無いことを、
>>それぞれが、素晴らしいのだということを、
>>これほどうまく、表現した文章はないと思う。

>>「みんないい。」何かの基準を決めては競いあうこの現代では、
>>この言葉を聞くことは稀だ。涙が出る。


●「アホか」、と言いたくなるような、
こういう稚拙な解釈には、
もう、あきれ果てるしかない。

たいていの人たちは、最後のくだりの「みんないい」で、
みすずに、弁護でもしてもらっているような気になっているから、
本当に始末が悪い。


「みんないい」、だけに目が行って、

「何を、救われた気になってんだよ、バーカ」と、私は言いたくなる。



●だが、こういうことは、数限りなく、文学や宗教の世界でも起きてきた。

ある部分だけ、ピックアップしては、
自分たちの感傷的な気分にとって「都合よく解釈するという愚行」である。


だが、もしも、きちんと、この金子みすずの詩を見れば、
次のようなことが明白である。
↓

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、【否定形】

とべる小鳥はわたしのように、
地面（じべた）をはやくは走れない。【否定形】

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、【否定形】

あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。【否定形】

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。


●見れば歴然としているのは、ぶっちゃけ言えば、
生き物やモノは、全部「かたわ」だ、と言っているのである。

何か良い部分があったり、肯定的な部分が個々にあったり、
評価できる部分があったりする、
ということなど、一言も書かれておらず、

ここに書かれているのは、
それぞれが【出来ないこと】についてである。


出来る事について書かれておらず、出来ないことについて
羅列されているということは、

これは個々の個性を「肯定」している詩ではなくて、
「それぞれの無能性」を示唆していると見るのが、正常な解釈である。


つまりは、【あんただって、出来ないものだらけだ】と。


●これがもしも、多くの人たちが曲解をしているような
「個性の肯定」であるならば、本来この詩は次のようなものになる。
　　↓


鳥が翼を広げて飛べるように、
わたしは、地面（じべた）を、はやくは走れる。

わたしが、沢山のうたを知っているように、
すずは、そのからだをゆすって、きれいな音を出す。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。


●個性を肯定するならば、これだけで事足りる。

しかし、みすずは、すべてを「否定形」で書いている。

『私は、これが出来ない。あんたは、何何が出来ない』と。


むろんこの詩の、それぞれの語句の「裏側」には、

鳥は飛べて、
鈴は音を出し、
私は走れて、
私はうたを知っているという
「それぞれが出来る事」を、暗に含んでいるわけだが、

それならば、このような「ひねった表現」をする必要は何もない。


つまり、この詩は、
それぞれの長所を讃えたり、自慢するよりも、

>それぞれの欠点と無能さを自覚しなさい、

という、みすずのメッセージや想いを受け止めるが妥当である。

そもそも、金子みすずは、現実直視型の詩人であって、
常識的な価値感覚によって、現実をむやみに賞賛などしない。


よって、個性の良さの肯定ではなくて、

>個性の持つ限界を知れ、

>もっと言えば、自分の身の丈を知れ、

ということを、世間一般の鈍感な人たちや、
みすずを、痛めつけた人に対して、みすずが放ったと、
私ならば、そう見る。


●そして、金子みすずの、もうひとつの真意が、
この最後の語句に現れる。
　　↓

「みんなちがって、みんないい」


●主文で「3者に、それぞれ出来ないこと」を書いたのであるから、
最後のこの部分は、

「みんな違っているね」

で終わって、そこで締めくくっても良いはずだ。


ところが、ぽつりと最後に、「みんないい」と付け加えたのだ。


この言葉に対して、多くの人たちは、
これは、金子みすずが「寛大で、優しいから」と、
とんでもない誤解をするのである。


金子みすずの詩は、最後の部分で、
必ず読み手を「突き放す」という特徴がある事を見落としている。


つまり、この最後の部分の「みんないい」は、
「良い」の意味ではなくて、
「そのままでしか有り得ない」の意味である。

さらに言うならば、「みんなちがっている」で詩が終わったのでは、
世間の人たちは、気分が納得しないだろうから、

「みんな、それでいい」の言葉を、
勝手に「それで良いんだ」に解釈でもしてていよ、と、
真意のわからない人を「突き放す」ような意図があります。


ここは、「違っていること」が「良い」の意味ではなく、
「出来ないことがある」「違っている」を、
「素直にそのまま認めろ」という意味の「いい」なのである。


もっと、分かりやすく言うと、
「出来ない事は諦めなよ。別にそれで、"いい"じゃない」といった、
多少、諦めと無気力さの方が、みすずの「いい」の真意なのであって、

「出来ない事があるのは、素晴らしい(いい)」とは一言もいっていないのである。

また、それぞれに出来ることがあるから素晴らしいとも、一言も言っていないのである。



>「こだまでしょうか。　いいえ、誰でも」

のように、こうした「突き放し」が金子みすずの手法であり魅力であり、
それは、「一種の毒」であるということは、
彼女の、いくつかの詩にも明確に見られる。

彼女は、何ひとつも、不要に賞賛などしていない。
ただ、現実を見るように言っているだけである。


たとえば、みすずは、
全く何もひねらずに、ストレートに、こう書くこともある。
↓


お魚

海の魚はかわいそう。

お米は人につくられる、
牛は牧場でかわれてる､
鯉もお池で麩(ふ)を貰う。

けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし　
いたずら一つしないのに　
こうして私に食べられる。

ほんとに魚はかわいそう。　


このように、自分の思いをストレートに詩にしたものがある一方で、
それと同じ気持ちを、したためた次の詩では、明らかに「ひねられてる」。
↓

　大漁

朝焼小焼だ
大漁だ
大羽鰮の大漁だ

濱は祭りのようだけど
海のなかでは
何萬の
鰮のとむらい
するだろう。



大漁で喜んでいる人たちに、最後に冷や水をかけて、ひっくり返す。
つまりストレートに書かずに「ひねり」そして最後に疑問を投げかける。

こうした詩を、金子みすずが書いた時というのは、
その背景に、人間の軽薄さや、偽善性に対する「嫌悪感」がある場合なのである。



●では最後に見ていただきたい詩は、次の詩である。

冒頭に述べた「私と鳥と鈴と」に酷似するのは、実は次の詩であり、
次の詩は、「ひねっていない」場合の、みすずの詩である。

_______


積もった雪

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。

下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。



●ここで言われているのは、
「3つの雪も、どれもが、みんな、苦しんでいる」ということ。

「3者とも全部、救いがない」と表現しているのである。

「私、鳥、鈴」を3者とも否定したのと全く同じ表現なのである。
否定というよりは「3者とも救いがない」ことを直視している。

つまり、金子みすずが、「ひねる時」と、「ひねらない時」、
それは、彼女に「誰かが不愉快な思いをさせたかさせないか」という、
「詩が創られた、その時の背景の状況」が影響していると私は見ている。


●そして強いて言うならば、金子みすずの詩の、本当の魅力とは、
「救いがない」という事を直視できる「透徹した視界」である。

何しろ、彼女自身が、浮気者の夫に性病まで移されてしまい、
その他、もろもろの絶望によって、
その最後には救いがなく、死を唯一の救いとして、自殺をしたのである。

故に「救いがない」という事実を、人々に突きつけるだけの力が、
そこには、あるのである。

それ故に、金子みすずの詩で、救われた気になるなど、
馬鹿も休み休み言え、ということになる。

救いがないことの事実を直視した言葉に、いかに「打たれるか」が、
金子みすずの、味わい方なのである。



_______________________________________________________


●ところで、「詩」というのは、
私は基本的に、あまり好きではない。

そもそもの、詩の「起源」を辿れば、文字がまだなかったころの、
口頭による「語り」であったり、
または、歌うための歌詞と一体のものであったはずである。

そういう意味では、詩と、それ以外の文と「何が違うか」と言えば、
その文体が、口述を目的としているために、
口語体や文語体よりも「簡略化」されている点以外には、

何よりも、もともとは「歌う」ものであったことである。


そうなれば、詩の世界には、私達素人には何やら、
さっぱりわからない、クソみたいな形式や、変な権威があるようだが、

ざっくり言ってしまえば、むしろ、
童謡や、歌謡曲や、ロックの歌詞のほうが、はるかに詩的だと、私は感じている。


●つまり、詩とは、「詩」っぽく言葉を羅列するだけでは不十分であり、
まるで楽曲がそこについているような、リズムが必要であると。
それは、旋律とリズムを伴って「歌えるもの」であるべきだと。(ただし朗読ではない)。


そもそもの詩の起源が、伝説や、神話や、
宗教的な教義の「語り」や「歌」であったものや、
あるいは、もっと庶民的な「歌」と一体であったのであれば、
詩とは、本来は、「静かな文字」ではないはずだ。


そういう意味では、冒頭の、金子みすずの詩などは、
「曲」をつけてもいいほどである。



●実際、メッセージ性の強いロックバンドの曲は、
だいたいは、詩だけでも充分なメッセージを持っているものが多い。

たとえば、以下は、キングクリムゾンの歌詞である。



インザコートオブザクリムゾンキング
　

■「２１ｓｔセンチュリースキゾイドマン（２１世紀の精神分裂者）」


猫のあゆみ　鉄の一閃

神経外科医が煽る　金切り声

妄想狂の毒のドアが開き

２１世紀の精神分裂者


血の拷問　有刺鉄線

政治家があげる　火刑の炎

ナパームの業火に無知は汚され

２１世紀の精神分裂者


死の種子　盲人の貪欲

詩人の飢えた子孫は　血まみれ

何ら望みは叶いはしない

２１世紀の精神分裂者

____________



■「アイトークトゥザウインド（風に語りて）」


すすむ男は背後の男に問いかけた
君はどこへいたんだい

僕はここに　そしてあそこに
そしてそこら中を巡っていたというのに

風に話しても、言葉は全てかき消えて
風に話しても、風は聞きはしない
風には聞こえていないのだ

外から内を覗き込む
そこに見えるのは、様々な錯乱そして失望
全てが僕を取り囲んでいる

僕の心を捉えることなく、
心に残すこともなく、
ただ惑わすだけ

教えてくれることも、導いてくれることもなく
空しく時は過ぎゆくだけ

風に話しても、言葉は全てかき消えて
風に話しても、風は聞きはしない
風には聞こえていないのだ

___________


■「エピタフ（墓碑銘）」


予言者達が書き付けた壁は、割れ目から崩れ落ち、
殺戮の道具の上に、日の光は燦然と輝く

あらゆる人が悪夢や夢想とともに、引き裂かれていく時、
栄冠など何処にもありはしない

静寂が叫びを呑み尽くしてしまう

破滅の定めの鉄門のもとに、時の進行の種子は播かれ、
聡明かつ著名な偉人達の行ないが、水を与てきた

掟を決める者もいないのなら、知識とは死を招く友、

全人類の破滅の定めは、愚者どもの掌の上にあるようだ

錯乱こそ私の墓碑銘となろう

ひび割れ荒廃した道を私は這い進む

どうにかなるものなら腰を下ろし笑ってもいようが
しかし　私は明日が怖い　私は叫び続けるだろう
そうだ　私は明日を怖れ　私は叫び続けるだろう

___________


■「ムーンチャイルド（月光の子）」


あの娘はムーンチャイルド、
川の浅瀬で踊っている

寂しいムーンチャイルド、
柳の木陰で夢見ている

蜘蛛の巣の奇妙に絡まる樹々に語り、
噴水の石段の上に眠っている

小夜鳴鳥の歌に銀のタクトを振りながら、
山頂で日の出を待っている


彼女はムーンチャイルド、
庭園で花を摘んでいる

愛しいムーンチャイルド、
時の木霊に漂っている

乳白色のガウンを帆にし風を受けたり、
日時計の周りに石を並べている

夜明けの幻影とかくれんぼしながら、
サンチャイルドの微笑みを待っている

_______


■「ザコートオブザクリムゾンキング（クリムゾンキングの宮殿）」


牢獄の月の錆びついた連鎖は、
日の光に打ち破られた

私の歩みで視界は変わり、
御前試合が始まった

紫の楽士は笛を吹き鳴らし、
合唱隊がそっと歌いだす

古代語による３つの子守歌を、
深紅の王の宮殿のために

城門の門衛は、夢の扉を閉ざした

私は巡礼者用の門の外で、
あてどなく漫然と待たされる

黒の女王は葬送曲を歌い、
ひび割れた真鍮の鐘が鳴らされる

火使いの魔女を召喚するため、深紅の王の宮殿へと

庭師は常緑樹を植えながらも、
一方で花を踏みつけている

私はプリズム船の７色の風を追い求め、
世の苦楽を味わう

見本役の曲芸師が手をふりあげて、
オーケストラの演奏が始まる

そして挽臼車はゆっくりと廻り出す
深紅の王の宮殿にて


柔らかな灰色の朝に寡婦達は泣くのに、
賢人達は戯れ事を言い合う

私は預言の歌を得ようと走り廻っては、
この悪ふざけに加担してしまう

黄色の道化師は自らは演じず、
陰でそっと糸を引きほくそ笑む

操り人形達は踊らされる
深紅の王の宮殿にて


__________

以上の和訳歌詞は、下記のサイトから、転載させて戴きました。
↓
http://homepage3.nifty.com/~crmkt/index.htm#MENU

__________



●こうしてみれば、楽曲の「歌詞」の方が、
文学といった閉鎖的な世界で、あれこれと、作為的にいじられたり、
書き殴られた詩よりも、優れていることが多いことが分かるだろう。


ところが、ごく最近、砂手が見つけてきて、知ったのですが、
日本にも、かなりインパクトのある詩を書く人がいました。

それがこの人です。
私から見ると、こういう人が「詩人」であり、「詩」です。

これに楽曲がつけられるかどうかは別としても、
まさに詩というのは、こういう面、こういう表現技法を持つべきである、
という典型的な作品です。

↓

エスの町では地面に穴を掘ると、
必ず水が湧き出す。

けれど、誰もそこに井戸を掘ろうとする者はいない。

出てくるのは赤い水ばかりだからだ。

それに、一度できた傷口から流れ出す血は、
けっして止まることがない。

言い忘れたが、ぼくの家の裏庭には、
エスでただひとつの井戸がある。
底なしの井戸だ。

ぼくが生まれた朝、
父はここにぼくを投げ込んだという。

血まみれの赤ん坊はしかし、
死にはしなかったのだよ。

ぼくを追って、母が井戸に飛び込んだ。

そして、ぼくは井戸の中で、
母親の血首を吸って、大きくなった。

ぼくと母は今でもそこにいる。

地の底。

それとも血の底にというべきだろうか。

________


『森の家』

　　 　
ぼくは鍵穴だらけの小さな家を建てた。

新しい犬を飼って、もう一度ハニーと名づけた。

でも、その家はぼくの顔に似ていない。

その家はぼくのいちばん嫌いな顔に少しずつ似てくる。

額には青筋が立ち、眼は血走って落ち着きがない。

三〇年前、ぼくが殺してばらばらに森に捨てた、
父の死に顔そっくりになってくる。

______


『イド（ｉｄ）』


男は血で「何か」を書いてはお金に換えているらしい。

あの男がぼくの父だ。

その男は「死」を売って食べていくしか能がない。

「死臭」を売りつけては歯のない口をあけて哄笑している。
一匹の餓鬼だ。

いや、正直に言おう。
その男こそ、母の血を吸っていきのびたぼくだ。

父はぼくが殺した。
　　　　　　　　　　　　　　

_________


上述は、一色真理（いっしき まこと、1946年生）という詩人の作品です。

こちらに作品の一部があります。
　　↓
http://homepage3.nifty.com/suiheisen/dream/issh_cv.html


_____________

★ . 　　

5月の書作品






例の謎の光跡の最新映像。
2012年6/7に大勢の人々に同時に目撃された。


●どうも場所が不明です。アルメニアと書いてあるものもあれば、
イスラエル、レバノン、アゼルバイジャン、トルコとヨルダンの
上空で見られたと書いてあるものもある。

タイトルには、こうある。
↓
9 videos of the same UFO.
Russia, Armenia, Israel, Azerbaijan and more, June 7, 2012


●大陸間弾道弾のテストに成功したとロシアが発表したとかいう噂まであるが、
「んなわけねぇーだろ」です。
通常のロケットとの映像比較はだいぶ以前に梅の間でリンクしておきました。






●以下の動画のように今回は同じ光跡を撮影していた市民がかなり大勢います。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=z-ukPGgz5_8

http://www.youtube.com/watch?v=-XgAL78OdZQ

http://www.youtube.com/watch?v=yIl65zL72RA

http://www.youtube.com/watch?v=LD0Lfl28zSY

http://www.youtube.com/watch?v=tmyzvGhAIeU

http://www.youtube.com/watch?v=KnSCltk8MKY

http://www.youtube.com/watch?v=3iIgesHH9fg

http://www.youtube.com/watch?v=AYqnTdCpH6s

http://www.youtube.com/watch?v=PetgGXRN1Io



http://www.youtube.com/watch?v=lTy4CTJJMrs

http://www.youtube.com/watch?v=VqX3OfOFg1E


■以前にも書きましたが、この光跡と飛び出す謎の光体は、
いわゆる外宇宙からのＵＦＯではなく、地球製の新技術であり、
かつ、これはＮＷＯ系とはまっこうから反目するグループによる、
デモンストレーションである、というのが私の見解です。


●さて、話題はズレますが、ロンドンオリンピックで、
テロが行われるとする、カードについての動画です。
なるほど、人物の着ているものが５色である。
↓





______

★ . 　　

地震注意報(←今回は該当地震なし)

>この部分は、6/22-6:20に更新
↓




■久しぶりの注意報となります。

御存知のように、私は、やたらめったらには、地震注意報は出しませんし、
以前にも書きましたように、「M6未満」の地震予測は、実質的被害に
あまり結びつかないことから、無視しています。


■今回は、また「小静穏期」が続いていることに加えて、
上記の写真のように、太陽の黒点が消えつつあるので、
私の中では、最も危ない警戒基準になります。


■下記のリンク先のように、4日前の、6/18には、いちおう、
M6.1でエネルギーは少しは開放されているのですが、
　↓
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20120618053230.html


しかし、もっと長いスパンでみると、

>>2012年6月6日 4時31分頃 千葉県東方沖 M6.3

http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20120606043143.html

↑
これを最後に、静穏期は、すでに、「18」日目になっています。


■場所は、わかりませんが、三陸沖か、宮城県の内陸部かもしれません。
規模は、M6.5前後で、起きるとしたら、今月の「6/26日ごろまで」だと思います。


もしも無黒点になれば「10ヶ月ぶりの無黒点日」となるのですが、
今のところ、中央部にとても小さな黒点があり、完全な無黒点ではないようです。



>6/27 3:04更新

>■該当する地震は、国内、国外ともになし。
>　今回の予測は、初の惨敗です。しかしちゃんと起きないと余計に怖い。
>　小静穏期は、今日で「21日目」になった。
>　これで2日とかズレて起きたら、嫌だな、

>なお黒点は、いったんは消えかかったものの再び現れました。
　　　　　　　　　　　↓





______________________________________________________________


私が気に入ったアートビデオ

今回は、ビデオの紹介だけ。


●私は、こういうのは、個人的に、ぐっときます。
↓





■それと、こちらは、面白いユニット。

http://www.youtube.com/watch?v=gThiMRFjUtk


ユニット名は、『　L　O　O　M　』

メンバーは、なんと、
歳を重ねて、貫禄たっぷりになった、ヨハネス・シュメーリングと、
ダイエットに少し成功したらしい、ジェローム君。

いじり過ぎていなくて、シンプルに、いいサウンドです。



続く

___________

★ . 　　

>隣の「桜の間」を更新しました。(6/28 10:32)


___________________________________________________

6/26までにM6.5前後が発生という、
地震予測は外れましたが、引き続き危険


ひとつ前の投稿での「地震予測」は、6/26までに日本国内で起きずに外しましたが、
気になる事が１つ起きています。


「震度1以上の地震(=おおむね「M2以上」)」というのは、最近の日本では、
平均すると、間隔があいても、約「5時間に一度」は起きているのですが、

現在9:30ですが、昨日の22:40頃から、もう「11時間以上」、
「M2以上の地震」が、起きていません。

やはり、少し大きめの地震が起きる、直前かもしれません。


これがそのデータ。
↓
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html

「２６日２２時４３分頃 宮城県沖 Ｍ４．１」
これ以後、11時間以上、日本国内で、M2以上の地震が起きていない。
普通ならば、前の地震から遅くとも、「5時間以内」に起きる。



●私の「小静穏期」による予測の基準は、単純明快です。

「平均的に起きていた、一定の規模の地震が、
　平均的な間隔日数を超えても、起きない場合、
　その後、起きる確率が、どんどん増加する」、

という大原則です。つまりはごく単純な「確率論」。


「M6以上の地震が起きるはずの間隔日数を超えても起きていない場合」に、
危険な「小静穏期」と、私は呼ぶのですが、

今回のように、「M2以上」の地震が起きない事において、
平均値よりも特異な「時間間隔」が生じている場合には、
もう「発生直前に来ている」と見なせます。


●つまり、「本日、27日中に」来ないわけがないのですが・・・・

震源は、秋田、山形、新潟あたりの「東北の内陸部」と見ています。
場合によっては佐渡など「日本海」の可能性も。

震源位置の「根拠」はこれです。
↓
http://kumobbs.com/article_95007.html


　　↑
>ここまで、6/27 10:22に更新

__________________________________________


★18時間も経ってから、ようやく「ガス抜き」が起きました。

このまま、このレベルの小規模地震が、2時間か3時間おきぐらいに続いてくれれば、
M6級の地震は起きなくて済みますが、どうなることやらです。
↓
平成２４年０６月２８日０９時４０分頃　三宅島近海　Ｍ２．０　震度１
平成２４年０６月２８日０３時５０分頃　岩手県　沖　Ｍ３．０　震度１
平成２４年０６月２８日００時３４分頃　茨城県　沖　Ｍ３．４　震度１

　↑
>ここは、6/28 10:30に更新。

_____________________________________________


●24時間に起きた全ての地震の回数(過去一週間)

6/21の地震　309回

6/22の地震　221回

6/23の地震　239回

6/24の地震　319回

6/25の地震　231回

6/26の地震　212回

6/27の地震　237回


>↑ここは、6/28　5:36　更新
（毎日の「全ての地震回数」で見ると、特に大きな減少や増加はない）



今回は私が警戒していた規模の「該当地震はゼロ」

■結果としては、今回の、警戒予報は、初の「大外れ」です。



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【福島第一の「4号機」での
大掛かりな解体工事の様子】

●6/26に、
　建屋全体に、無駄に重量の負荷がかかる「最上階(5階)」の骨組みを
　解体したようである。
　　　↓

6.26_09.59--10.59(TBS_JNN)

http://www.youtube.com/watch?v=y4hG5shn8NE


6.26_10.59--11.59(TBS_JNN)

http://www.youtube.com/watch?v=BlIr7w2Ymks


6.26_11.59--12.59(TBS_JNN)

http://www.youtube.com/watch?v=Z2-zrOGgm8U


6.26_13.00--14.00(TBS_JNN)

http://www.youtube.com/watch?v=WO_fVIZLWBg


■次はまた、青山貞一氏の解説です。
　↓


16:00からが必見です。「民間人は測定するな、予測するな」と政府は言う。


>ここまで6/27 3:41に更新


____________________________________________


・近況・


●ここのところ、私自身の内部に、少し違う動きが出てきている。

そのせいで、自我判定を依頼された人たちや、
個人的にメールで、いろいろと掘ったり、炙りだしている人に対して、
私から質問を振っておいて、その返信に対して、しばらく私から返信しない、

という、今までの私では有り得ないことが続いています。

なので、私からのメールの返信はしばらくお待ちください。



●この主原因は、数年に一度、または年に一度ぐらいやってくる、
私自身のリセットの周期があるためです。
それは、時間的な周期ではなく、必要性から起きるものです。

こうした時期には、私はいったん、それまで関心を向けていたものから、
関心が全て遠ざかります。

かろうじて、自我復元に関する領域には、義務として接点をつないでありますが、
その他のことに関しては、いったん関心の部屋からは排除しつつあります。


●私にこういう事が起きる場合には、原則として私が選択している
いわゆる「現実」の構成要素、が一度消え去ります。
単純に言えば、完全な無関心ですが、複雑に言うと、本質に戻るということです。


●こういうふうになる時期というのは、社会とは関係なく、
私個人のペースで勝手になるのが今までのパターンですが、
今回は少し社会的なペースと歩調があっているかもしれません。

今回のは小規模な「微調整」の為の「空白期」ですが、
前回、最も大きかったのは、震災のあった日でした。

2011年の3月11日の地震の直前数分前に、
私が「梅の間」に、何を書いていたかを見れば、
私にとっての「現実が、リセットされる」というのが、どういう事か
少しだけ、分かるような気になるかもしれません。


●こうした現実消失は、私にとっては、定期的必要不可欠なものであり、
これを通じて、次の作業方向を再編成することになります。

こういう時期には、いったん時間が失われてゆく。
私個人にとっての過去も未来もいったん消えてゆきます。

しかしそれは、私「個人」にとっては、
最も、親しみのある「通常営業の領域」です。


●ただ、今回は、それが私に起きる時期が、
外部の周期と関連していなくもないような気がしていて、
やはり、7月は何かあるかなとも、少し勘ぐっています。
単に、先入観で勘ぐっているレベルなので、確証はありません。




冷夏微笑


●今年と、似たような雰囲気の年は、1993年のように感じる。

1993年は、記録的な冷夏
この冷夏の影響で戦後最大の米の不作となり、
翌年にかけて深刻な米不足に見舞われた（1993年米騒動）。

2月26日 - 世界貿易センター爆破事件。

1月15日 - 北海道釧路沖地震 - M7.5
2月7日 -　能登沖地震 - M6.6
7月12日 - 北海道南西沖地震 - M7.8





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昔、私が考えていた事


●電卓で、ゼロ÷n=0　と表示されるのに、
どうして、n÷ゼロ=　はエラーになるのか? が、一時期、疑問だった。

何十年も私が忘れていた、この素朴な私の疑問も、
最近では、ネットでちゃんと論議されているのだから面白い。
↓
http://q.hatena.ne.jp/1182942536



●もうひとつ。
「素数判定」の公式は可能かどうか、ということで、
若き日に、何週間も悩んだまま、忘じてしまい、
そのまま、何十年も経ってしまった。

最近では、桁数は限られるが、任意の整数が「素数かどうか」を判定して、
素因数分解までしてくれるサイトがある。
↓
http://pn.ideeile.com/


●素数の配列には「規則性」が発見できない、というのが数学の謎のひとつらしい。
「素数砂漠」が続いたかと思うと、突然に素数が出現する。

もっとも数学それ自体が自然現象を表現する「概念の表示法」であるので、
いたしかたないのだろうが。




★ . 　　

18:00からの官邸前中継です(でした)。
下記のリンク先の画面の左下にある「録画処」で
デモ当日の動画が見られます。



★これだと、「マルチ画面」で見られます。【お勧めです】
↓
http://ust.tanikichi.net/iwjlookup_03-03.html



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■重要■　全国の主な原発が事故を起こした場合の、
流体シミュレーションをよくご覧ください


ご自分住んでいる地域の原発をクリックしてください。
　↓
【青山貞一氏・作成】
　　↓
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col999.htm



■原発情報は、良質のものが限られますが、
いつものように、私のお勧めは、下記です。

更新が、たまのもの、ほぼ毎日のものと、いろいろ混ざっています。



お出かけの際には、いちおう空間線量の多数決数値の確認を。
↓
http://hakatte.jp/geigermap/


きーこさんのブログ【ほぼ毎日か二日に一度】
↓
http://kiikochan.blog136.fc2.com/


ぬまゆさんのブログ【たま】
↓
http://numayu.blogspot.jp/


カレイドスコープ【数日に一回】
↓
http://kaleido11.blog111.fc2.com/


福島　フクシマ　ＦＵＫＵＳＨＩＭＡ【たま】
↓
http://fukushima20110311.blog.fc2.com/


アーバンプレッパー【たま】
↓
http://prepper.blog.fc2.com/




　　　　　　　　　　　　　　■

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原発・替え歌「ガイガーマスク」

動画は「カラオケ」で歌っている人のものなんですが、
「2番の歌詞」も入っていたことと、
歌っている人が、わりと上手かったので、オリジナルではなく、これにしました。
↓



作詞：木谷 梨男　/　作曲：菊池俊輔　/　替え歌/鈴木崩残



1
白い　建屋の　ジャングルに
今日も　汚染が　吹き荒れる

嘘の政府の　発表に
正しい数値を　ぶちかませ

ゆけゆけ　ガイガー　(ガイガー)
全面マスク



2
一本松の　ジャングルに
御用学者の　無法者

きのうの見解　ひるがえし
安全基準を　書きかえる

ゆけゆけ ガイガー　(ガイガー)
全面マスク


3
草も木もある　ジャングルに
死を呼ぶ　ガレキが　待っている

放置プレーで　切り抜ける
政府の犯罪　ぶち倒せ

ゆけゆけ　ガイガー　(ガイガー)
全面マスク



言うまでもなく「ガイガーカウンター」にかけています。


●誰か、伊達直人の名前で、
ガイガーカウンターを、全国の孤児院に寄付してほしい!!



ちなみにテレビのオープニングでは、2番の歌詞が、はしょられています。
　↓
http://www.youtube.com/watch?v=eOCMVf-n2mU&feature=related



■今回の最新作も含めて、
過去に私が作った「原発・替え歌」は下記の通りです。
↓

★原発替え歌集「その1」
↓
http://www.mumyouan.com/k/?M1106


★原発替え歌集「その2」
↓
http://www.mumyouan.com/k/?U1683




___________

★ . 　　

香の調合にトライしてみるか


■今回は、久々に、日記写真が多くなります。



●「匂い袋」を自分で調合する為の、香のキットを買ってみた。





●ついでに、かなり久々に、普通の線香も購入。





●どこで買ったかといいますと、うちからは相当に遠いのですが、
富士五湖の「西湖」にある、「癒しの里」という、
茅葺の民家のテーマパーク(レプリカ)の一角にある、
「陶芸とお香」の出店です。(パーク内の「13番」の建物)





●店内はこんな感じ。一番右の写真は、このお店のオリジナル香。




●こちらは、ここの店主さんのオリジナルの「匂い袋」




■むろん、香そのものは、京都から通販でも買えますが、
この店では、オリジナルの「匂い袋」があり、体験コースもあります。





ノスタルジックな喫茶店


次は、とても懐かしい感じの喫茶店です。

今ではこういうレトロで、ノスタルジックな雰囲気の喫茶店は、
見つけるのが難しくなりました。

私の知っている雰囲気では、都内の住宅街にある喫茶店ですね。

昔、小田急線沿線の「成城学園」とか「下北沢」とかの住宅街の中に、
ひっそりとあったタイプのお店です。ずばり、1980年代風といったところ。
高級すぎず、適度なアットホームさがちょうどいい。


入ってすぐに気に入りました。





●とりあえず、トーストを注文





●この日は雨でしたが、窓の外で、木の葉に当たる雨音が心地よかったです。


余談ですが、トタン屋根の家って、雨の時は音がうるさくて最悪です。

瓦屋根とか、あるいは普通のアパートやマンションなら、
雨音は、純粋に外の雨音や、ベランダに降る雨音だけなのですけどね。

しかし、トタン屋根の家に住んでいると、大雨になると、
会話も、テレビも、何んにも聞こえやしない。






★ . 　　

まず内部被曝についてのおさらいから
↓






■反原発のカリスマ
　市民科学者 高木仁三郎

原点に立ち返ると、必ずこの人の姿と思いが、現われてきます。

見ていない人は、見ておいてください。

平井憲夫氏の映像の少なさと並んで、
この高木氏の映像記録は、なかなかないのです。


☆1.
http://www.youtube.com/watch?v=HWWKcdZ6XgE

☆2.
http://www.youtube.com/watch?v=OHn9fFW8n6Q

☆3.
http://www.youtube.com/watch?v=kGnh4DyCmlI



【6/29　先日の官邸前デモ】


http://www.youtube.com/watch?v=ZtOlq5rRSsQ

http://www.youtube.com/watch?v=YE2lpuZgz7Y

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「マスコミ報道鵜呑度　
　日本人７０％、 英国人１４％　　
　青山貞一　氏」





「まともな会見」


事故後、はじめて、
まともな人間の会見を見ることが出来た。


むろん、フリージャーナリストや、いろいろな人たちの講演や会見が
今までにあったが、これは国会の事故調という形であった。


国会事故調 記者会見（原発事故調査報告書）
↓

Video streaming by Ustream

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植物状態からの帰還法


■数日前に、こんなことを考えていた。

いわゆる植物状態にある人に対して、医療現場では、
どこまでの試験的な回復の試みが許されているのだろうかと。

たとえば、針治療、電気、外部からの振動など、
場合によっては過激にも見える行為が許されているとしたら、
それはどれぐらいまでなのだろうかと。


■さて、まず、植物状態の定義はこうなります。


人が生きているか死んでいるかは、心臓、呼吸、脳の3つの機能が、
ちゃんと働いているかどうかによって決められる。

この3つがすべて停止した状態が「心臓死」である。
心臓と呼吸については人工呼吸器や薬物で維持できているが、
脳の機能が停止した状態が「脳死」である。


一方で、「植物状態」とは、人間の機能のうち、
呼吸、循環、体温調節など「植物機能」といわれている機能は維持されているが、
感覚、意識、筋肉の運動など「動物機能」が停止した状態をいう。

「対光反射」は自律神経によって調節されている植物機能なので、
植物状態でも認められる。
脳死では自律神経は働かないので対光反射は認められない。


■「遷延性意識障害」とは、

日本脳神経外科学会による定義（1976年）によれば、

・自力移動が不可能である。
・自力摂食が不可能である。
・糞・尿失禁がある。
・声を出しても意味のある発語が全く不可能である。
・簡単な命令には辛うじて応じることも出来るが、ほとんど意思疎通は不可能である。
・眼球は動いていても認識することは出来ない。

以上6項目が、治療にもかかわらず3ヶ月以上続いた場合を「植物状態」とみなす。




■こんな番組があったようである。
　　　　　　↓
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090328.html


NHKの番組で、「植物状態からの帰還〜最先端医療の紹介」。


１５歳の女の子が脳の病気で植物状態になり、
日本大学付属病院板橋病院での、最先端の治療
（脊髄に電極を埋めこみ、電流を決まった時間、回数を流し残っている脳を活性化させる）
を受け、意思表示ができなかったのが、
音楽を聴いて手を動かすことができるようになる、というもの。


また、人間の脳に、適度に乱れた微弱電流を外部から送ると、
脳の働きを鋭敏にできることを山本義春・東京大教授（教育生理学）や
相馬りか科学技術振興事業団研究員らのチームが実験で突き止めた。

また日本大学病院では発症６ヶ月以内の植物状態の患者には、
藤田保健衛生大学病院と同じ『脊髄電気刺激療法』で治療し、
６ヶ月以降も、パーキンソン病などで使う『脳深部刺激療法』で治療を試みている。
２００５年７月現在、前者で約６０人、後者で約３０人を治療した。
片山容一教授（脳外科）によると、同じようにみえる植物状態患者でも
脳機能のレベルは大きく違っている。

実際に医療現場でも使われている。



■そして次のサイトには、さまざまな現場からの報告が載っていた。
　　　↓
http://www6.plala.or.jp/brainx/recovery.htm



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■チューブだらけになっているのではなく、
自発呼吸もあり、循環も体温調整も出来ているのに、
意識が戻らない、という状態に対して、

患者の個別の容態とはあまり関係なく、
普遍的に効果のある、生還・帰還の方法があるのではないかと
最近、考えています。

むろん、脳に損傷がない(検査で発見されていない)ということが前提ですが。


■いや、なぜそのような事を急に考えたかといいますと、
桜の間に、先日投稿した「たわし3号」を使っていて、
「こういう刺激って、意識回復に使えるんじゃなかろうか」などとと
妄想をしていたからです。

刺激の種類が、非日常的(たとえば、強い電気ショック)であるほうがいいのか、
そういう意味では、あのタワシの感覚は、非日常的。

それとも、誰かが語りかけるなど、それまでの日常で親しんだ刺激の方が
意識回復に繋がるのか、となると、どちらかといえば、私は、
「非日常的」な刺激の方が、突然にたたき起こされたり、脳が異常を感じて、
回復するきっかけになるのではないかと本気で考えています。



■私の家族や親類には、そうした病状になった人は、いませんでしたが、
植物状態というのは、患者の家族や、関係者にとっては、
「いつまで続くのか、先が全く見えない」という意味で、
もっとも深刻な症状の一つだからです。

可能なかぎり、意識は回復して欲しいと思うでしょう。
また、生か死かという選択になったとしても、
つまり、その治療法によって死に到る危険性があったとしても、
合法的にインフォームド・コンセントを通じてであれば、

現在まだ試されていないもので、過激な刺激と思えるものであっても、
それが許されるならば、いくつかの方法をやってみるべきではないかと。

極端な話、最近のシェイプアップ器具の活用とか、
もっと極端な場合には、通常であれば苦痛になりえるレベルの刺激類である。

つまり、普通であれば、苦痛になりえるような、
温度、音波、振動、電流、その他の、臭覚と触覚を含む五感の刺激。

たぶん本人が経験したことのある刺激よりも、
経験したことのない刺激の方が効果的であるのではないかと私は勝手に考えています。


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