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掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは
「虹のオーガズム」と「性のレシピ」
の
読者専用の質疑応答用の掲示板でしたが、
2009年7月より禅書道日記に変更。
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[1757]
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無明庵日記●猫の足跡-その508 【人の思考が放つ臭気】
by:
鈴木崩残
2012/09/27(Thu)06:08:47
人の放つ「匂い」の話
●最近、必要性があると感じた人には、
書と一緒に、「匂袋」を同封していることは、ご存知のとおりです。
ご依頼を受けた全員ではありませんが。
尚、この匂い袋は、72種類の和布と20種類のひもを、
その方に応じて、選び出しています。
中身の香は10種類の材料をその人に必要だと思える香りに
配合していますので、袋も中身も同じものは一つもありません。
●前回は、人の「表情」についての話でしたので、
今回は人の「匂い」についての話を少しだけします。
むろん、この匂いとは、実際の匂い(体臭)の事ではなく、
「文章」から出ている、その人の「思考の匂い」です。
●匂い、香り、薫り、臭気、と、人が臭覚から感じるものをあらわすには、
日本では微妙に違う「漢字」があてはめられます。
私は、おおむね、16歳(高校一年)のころから、同年代とではなく、
年上の大人の人達と文(手紙)による交流が多く、
その後、今日に至るまで、約40年間で、何万という手紙を見てきましたので、
文体からその人をプロファイリングする癖がついています。
私は別に、霊能者でもなく、占い師でも全くありませんので、
すべてが分かるわけではありませんし、
具体的な事象については、わからないことは沢山ありますので、
黙って座れば、ぴたりと分かるのではありません。
多くの(あるいは数回の)「質疑応答」を交わした結果として、
事実関係で違っている点などがあれば、どんどん振り落としてゆくという形で
情報を確認してゆくことも多くあります。
●ただし、本質的に相手の人の、致命的なネックになっている部分は、
言葉のやりとりとは別に、「独特の臭気」を放っています。
むろん、手紙のインクや封筒の臭いではなくて、
「文章」の放つ匂いです。
●あまりにも多くの手紙を見てきたせいで、
「筆跡鑑定」も、私はある程度は、得意ですが、どちらかと言えば、
「文跡」あるいは文脈の中にある、その人の「個性」を見ることが多いです。
個性とは言うまでもなく、長短、よしあし、その両方です。
筆跡は全くなくても、その文章だけで十分に、相手から多くのことが分かりますので、
手書きの手紙の時代から、ワープロの手紙へと時代が変わり、今日のメールになっても、
文章を私が読むときの、私の感覚は、全く変わりません。
●これを、料理を食べたときの、味覚にたとえられるかというと、
それは、ちょっと違ってきます。
料理は、そもそもが「美味しく作ろうとして創作されたもの」ですから、
その動機からして、基本的には、その人の文を「味」にたとえるのは難しいです。
●しかし、文章は、
「詐欺用の広告や手紙」や「ナンパ用のお世辞のラブレター」
でもないかぎりは、
おいしく作ろうとしては書かれません。
むしろ、相手に「自分の本意」を伝えるのが、
文字による文章の本来の役目です。
●味のたとえを使おうとすると、強いて言えば、
添加物の味や、毒物の混入がないかは、検品の評価対象となります。
あとは、その食材の持っている渋みや苦味ですが、
これには自然のものですから問題になるものではありません。
●メールや手紙、特に最近では、メールが多いわけですが、
社用のホームページや、広告文から、個人のブログから、
果ては、官公庁の出す、ガチガチの公開文書まで、
どんな文にも、そこから漏れてくる「臭気」があります。
たとえ、複数の人間が作ったような無味乾燥な法令文や、
チラシの広告でさえ、そのコピーの中には、
実にいろいろな事がわかる「手がかり」があります。
たったの数行の挨拶文ですら、それは多くを語ります。
もしも、文章というものを、
写真のように、時間から、瞬間を切り取った、「遺体」だとすると、
ほとんど、それは「死体は語る」の世界です。
●自我復元の報告を読むようになってからは、
この文章が放つ、その人独特の臭気というものがかなり気になりました。
あくまでも、「たとえ」ですが、
その人の文章から、
良い意味で、泥のような臭いのする人、(自然の泥のような香りです)
カビ臭のする人、
きつい口臭のような臭いの人、
漂白剤か消毒剤のような臭いの人、
全体に、極端に臭いの薄い人(よろしくない意味の薄さ)、
ほんのりとした、花の香りのような人、
不潔さの結果として出るような臭いの人、
香料臭い人(インチキな嘘で自分を固めている人)
病人のような臭いの人、
薬のような臭いの人、
凛とした草木のような爽やかな臭いの人、
●良くも悪くも、本当に、いろいろな種類がありますので、
必ずしも、不快な臭い匂いばかりではありません。
ただ、自我復元に付随するような、カウンセリング的行為の場合には、
当然のこととして、問題がなければ、それが何よりも一番ですが、
「隠れている異常」がある場合には、鼻を近づけて、嗅ぐ必要が出てきます。
●そして、自我復元という方法論が確率する以前には、
人の書く文章というのは、
その人が、かなりのショッキングなことや、喜ばしいことを経験したとしても、
ある年齢からは、その人の文体というのは、一生、変らないもの、
の「はず」だったのですが、自我復元がされた人、
その中でも、とりわけ、トラウマを掘るのに成功した人の文は、
そのときから、全く異なる薫り放ち出します。
もともと、その人の中にあった僅かな薫りなのですが、
それが、今まで汚れた匂いに覆われていたために、
トラウマが取れるまでは、せっかくの個性が、
香ってきていなかった、ということなのです。
●この「文章からどんな匂いがするか」について、
具体例を挙げることはできます。
例文として、
「・・・・」。この文の場合、書いた本人は全く気づいていないが、
ここの文言の使い方は、この人は、自分をどう見せたくて、
あるいは、どう見られたくなくて、書いたのかという動機、
その動機を暴露しているのは、別の文脈のこの部分で、
なぜ、ここに絵文字を入れたか、なぜわざとこの漢字にしているか、
なぜ、ここに改行をいれたか、なぜこの主語が不明なのか、
なぜ、特定の話題には反応が敏感で、別の部位には異常なほど無関心なのか、
といった「現代国語」のような授業を展開することは、
私にとってはそう難しいことではありませんし、
皆さんにとっても、かなり面白い授業になると思います。
たとえば、その人が、特に、力説している文の部分を、
「力説度数」で、数段階に分けてゆきます。
これは、ラインマーカーの色で、三段階で、
力説度「3」ならピンク、「2」ならイエロー、「レベル1」ならブルー、
でラインを引いてゆきます。
すると、その人が文章で何かを力説するときの「リズム」があります。
文頭から、文末までを、ひとつの楽譜とすると、
その人が本気で力説する周期や、場所が限られてくるのです。
一方で、全く生気のない、やる気のない文は、マーカーが引かれませんし、
逆に、心にもないことを言っている部位には、グリーンのマーカーを
引いたりします。
すると文章全体が、色で区分した楽譜のようになります。
●私個人は、そうしたことを、毎回のメールで、頭の中で判断して、
なるべく、メールを見てから、数分以内に、すぐに、返信をしていますが、
ひとつひとつの単語や接続詞まで、
他人に対して、解説すると、膨大な時間がかかるのでしません。
●ちなみに、私の文章というのは、極端に誤字が多いです。
書く速度が、思考の速度に、全く追いついてくれないので、
しゃべっているのを録音した方がいいのかもしれません。
しかし、もしも、私の頭の中にある思考の速度に、
現実の表現速度を近づけようとすると、
「黒柳徹子 状態」になりかねないのです。
しかし、ああいう早口の話し方が私は嫌なので、
これでも、他人と話す場合や、動画の中などでは、
わざとゆっくりめに話しているのですが、
そこで既に相当に減速の「負荷」が私には、かかっています。
本当に自分のペースで話すためには、遠慮なく早口でしゃべって、
あとで、「1/2の速度」にでも加工したほうがいいのかもしれませんね。
●もうひとつは、最近、特に、おそろしく誤字が多いのは、
キーの位置が少し前まで使っていたキーと変に微妙に違うので、
ミスタッチがやたらに多い。
キーの位置が大きく違っていれば、注意もするのですが、
数ミリしか違わないので、逆にミスが多い。
しかも、私は、文字校正に使う時間が面倒で、誤字チェックをしないので、
たいていは、誤字は、そののまま放置で、この掲示板に投稿したりメールします。
●誤字の場合には、変換ミスや、脱字や、余計なひらがなの挿入が
そのままということが多いですが、誤字は、いくらあっても構いません。
あまりにも誤字が多すぎて、意味そのものがわからず、
暗号文みたいになることがあるのも、それもまた楽しめます。
これは、逆に私が、誤字、脱字だらけのメールを受け取るときにも、
その方の文を、かなり楽しんでいます。
ですので、皆さんも、誤字脱字は、あまり気にしないで、報告を
送ってきてください。
あとで御自分で、訂正すればいいですから、
生の文章が生まれるときには、ガンガン、かまわず書きまくっていいです。
なんなら、変換する時間すらも、自分の思考の勢いを削ぐようならば、
あちこち、ひらがなや、ローマ字のまままでも、いいのです。
●しかし、誤字脱字ではなくて、もともとのその人の癖として
知らずに癖として「選択」をする「単語」というのは、実に面白いのです。
特に面白いのは、「繰り返し出てくる言葉」です。
皆さんも、御自分のメールの中で、「私」など、頻繁に使う「主語」は別としても、
「最も使う回数の多い単語」を、自分でその文中に検索にかけると、
「ある傾向」が、そこに見えてくるはずです。
これも、先ほどの、「ラインマーカー」の使用のように、
御自分が「使う頻度の多い単語」を、色をつけてチェックしてみるといいです。
●この話は、始めるとキリがなくなるので、やめておきます。
一般的な、警視庁などの「プロファイリング」は、
犯人の文や、電話の会話から、
相手の職種、年齢、地位、犯罪傾向、今後やりそうなこと、
そして、ここに電話の音の音響分析が入ると、
犯人の居場所を特定すること、などにその関心の焦点があるわけですが、
私は何も他人様を、プロファイラー的関心で見ているわけではないので、
見ている箇所はそういう部分ではありません。
●私が見るのは、その人の、基礎的な「新陳代謝物質」が何か?です。
つまり、その人やその生き物は、情報や感情や必要な養分として、
何を食い、また食いたがっているか、そして何を拒否して食いたがらないか、
そして、何をその体の外に「排泄」または「出力」しているかです。
これ、すなわち、私が、地球外あるいは別次元の生命体と、
接触するときに、必ずチェックする項目そのものです。
●つきつめれば、それは、その生物にとっての「死活問題」とは何かです。
何を引き抜くと、その生き物は、枯渇して、飢えて、死んでしまうかと、
何を補充すれば、相手は、活発になるかです。
ただし、むろん、それは具体的な物質としての「食物」ではなく、
形而上的な意味での「食物」です。
そして、その手がかりが、人間の場合には、
その人が書く「文章の放つ匂い」という形で、現れるものなのです。
あくまでも、私というセンサーとっては、という意味ですが。
人によっては、他人の文を見ると、
「音」として聞こえたり、
あるいは「色」や、「数字」や、「図形」で見えるかもしれません。
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