▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
▲竹の間へようこそ▲
掲示板
Title
島流しリンク
自殺
宇宙・悟り・意識の変化の問題を中心とする「間」です。
性と死のホームページ
★
「竹の間自薦投稿集」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[3901]
■
■清田益章と日本の視聴者の15年間の「洗礼」
by:
猫然
2008/02/02(Sat)08:09:54
【1980年から1995年までの
超能力ブームを振り返る】
■日本の、「テレビ視聴者」にとって、
この時代は、とても印象的な時期であった。
パソコン通信はあったものの、まだインーターネットもほとんど普及を
していないご時世であった。
そのころ、日本の中では、
清田氏、堤氏、などが代表的な存在として活躍した、その一方では、
マリックさんの登場によって、日本人の頭は、
それまで、無謀にも盲目的に信じ込んでいた超能力のショーや番組を、
「ある程度はマジックとして疑う」という状態になれた時期であった。
■もしもマリックさんの登場がなければ、
私達日本人は、もっと多くの「新興宗教」や「カルト教団」の
被害者を出したであろう。
実際、仕掛けや手順を知らなかったら、
今でも、多くの人達が騙されるトリックなど、
マジック業界には、有り余るほどあるのである。
ただし、本物のマジシャンたちは礼節とモラルを守るので、
絶対にそれを「超能力」とは命名しない。
モラルを守るというよりも、もっと正しく言うと、
彼らマジシャンには、マジシャンとしての誇りと歴史を
尊重する気持が常にあるのである。
マジシャンが絶対にやってはならないこと。
それが「超能力である」という嘘をつくことであることは、
彼ら自身が最もよく理解しているのである。
■しかしその一方で、本物の能力を持つ人達に対する
マスコミの姿勢たるや、下種というに相応しいもので、
芸能人を持ち上げてから落とすという、
もう見飽きた、毎度御馴染みのワンパターンであった。
■私がどうしてマジックの研究を始めたかという動機は、
有料購読文の「茶の間掲示板」に、「長い物語」として書いてありますので、
今回は、かなりそれを省略して書きますが、
それは当初は、「厳密な実験環境を整えるための知識」として
私達には必要だったということでした。
現在では、おそらく私は超能力と称するものの実験を
中立に行うために必要な条件を提示できる状態にあるだろう。
つまり超能力を否定するためではなくて、
結果がどうあれ、正しい実験を行うためには
どういう要素を排除すべきか、についての経験則を持っているといえる。
つまりそれでも通過できたら、その能力が本物である可能性を
私は導き出すであろうということ。
■一方では、ジェームスランディーのように、
能力者たちを、意図して失敗させるためのトラップを仕掛ける者がいた。
たとえば一例として、北欧かヨーロッパの人かは忘れたが、
いたいけな1人の(本物の透視が可能であった)少女を、
ランディーは卑劣な罠によって、その名誉を傷つけたことがあった。
それについては、私はひとつのビデオをアップしたので、
それはあとで、見ていただくとして、
たとえば、清田氏の波乱の人生を見ると、
その結末は、一歩間違うと、念写のパイオニアで有名だった
「デッド・セリオス」の酒びたりの晩年に、酷似したものになりつつあった。
しかし清田氏は、執行猶予つきの判決が出たものの、
なんとかその最悪の道だけは回避できたようだ。
■一般に、「本物の」超能力者の人生の末路というものは、
不幸に終わることが多いことが、超能力研究の分野では定説になっている。
映画「リング」のモデルとなった御船千鶴子もそうであった。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E8%88%B9%E5%8D%83%E9%B6%B4%E5%AD%90
■超能力などというものは、
仮に、あったところで、せいぜいその利用価値は、
軍事情報をスパイするためのリモートビューイングや体外離脱あたりが
かろうじて「実用性」があるのみであり、
ことPKに至っては、たかが金属を一本切ったところで、
そんな不安定なものは、何の軍事力にもならない。
大量に飛んでくる大陸間ミサイルの「回路」を仮に遠隔的に
故障させられても、とても国防しては間に合わないからである。
それぐらいならば、敵国の大統領や司令官の心臓の「血管」を念じて
血流を止めて殺した方が、敵国の情勢をかく乱するには、よっぽど早い。
しかし、面白いことに、この映画「スキャナーズ」のような殺人方法は
実際には、「いろいろな理由から、困難である」とされている。
(その理由は、あえて書きません。
なぜならば、それを知ると「困難ではない方法」が分かってしまうからである。)
■さて、そうした「非実用性」があるにも関わらず、
一部の馬鹿者たちは、番組を面白くするために、
スタジオに大槻や松尾を呼んでみたり、
あるいはランディーを招いては、アメリカばりの番組を作ったわけである。
■民間レベルの話で言えば、
超能力詐欺によって、多額の損害を出す犯罪を防止するためには、
マジックによって行われることが可能であることを
充分に教育するのは、良いことだった。
その点で、マリックさんの功績は絶大なものだったと私は認識している。
また、もう少し、おとなしく、地味なところの、
いわゆる「霊能力による治療」と称するものも、
全くの嘘や無効果ではないものも中にはあるが、
あまりにもその効果の濃淡が不安定すぎるために、
しばしば「詐欺」と言われてもしかたのないものも多いのが現状である。
■ただし、その一方で、
本物の能力者に対する仕打ちというものは、目に余るものがあったと言える。
「科学的」とはどういうことかといえば、それは次のようなことだ。
スタジオという、実験者、被験者そのどちらにもトリックが可能な環境ではなく、
厳密な実験室の中で出た結果については、
厳正にその結果を受け止めて研究すること。
_______________________________________________________________
■清田氏の行った実験についてまとめれば、
それは概略は次のようなものになる。
●実験をする側の人たちが全ての道具を準備した。
●ポラロイドカメラの中には電池が入っていない。
●レンズは塞がれている。
つまりこのカメラはフィルムを現像するためのただの箱である。
●彼に渡されたのはフィルムの箱だけである。
●彼はその箱にほとんど触れていない。
●トリックがないことを証明するためにノーカットで撮影された。
●念写においては、彼はフィルムに画像が現れる前にこう言っている。
「宇宙空間の雷」「ホワイトハウス」「目」これらをイメージした。
●二番目の実験では彼はこう言っている。
「人の顔」「キリスト像」「月から眺めた地球」をイメージした。
また彼は何枚目にあるフィルムが成功したかを予告している。
それらは彼の言ったとおりに映っていた。
●特筆すべきことは、
彼が金属を切断するかまたは曲げる時には、
彼の手の温度は彼の体温よりも「摂氏12度」も低く変化した。
●これは医学的には非常に珍しい現象であると医者は語った。
また、もしも金属に力を加えるとサーモグラフィー映像に現れる。
たとえば腕や金属や顔の温度が上がるはずだ。
しかし彼の手の温度は極端に下がっている。
彼は筋力を使っていないと大学の医者は語った。
●彼の脳波の観測結果は、通常の人の10倍以上のアルファ波が観察された。
そして左右の脳が同期している。
●彼が直径5ミリの鉄の棒を彼が曲げたときには、
鉄の棒の表面を見ると分かるように棒は全く回転していない。
もしトリックでこれを行う場合には既に曲がった棒を使用する。
そしてその棒をゆっくりと回転させるトリックによって棒が曲がったように見せる
しかし全くトリックを使えない実験室に彼は座っている。
●開封していない普通のカメラフィルムが彼によって感光した状態に
変化した。
写真専門家はそれを不思議がっていた。
一度、フィルムを引っ張りして感光させないかぎりこうした現象は
起こり得ないと語った。
●形状記憶合金の実験では、彼の念力によって金属の記憶情報が破壊された。
この実験サンプルを提供した開発メーカーは
「私達には原因については考えにくいことだ」と語った。
常識ではありえないことだ理解できない、常識では信じられない
そして開発メーカーは、
「自社で調べたいので、念力によって変形したサンプルを欲しい」と懇願した。
現在清田益章氏は、バリ島で静かに生活している。
彼は表舞台からは引退した。
しかし彼の残した業績と資料は重要なものであったと私個人は評価している。
______________________________________________________________
■気功について。
昔、私は不思議な世界を収録した番組のビデオを持っていた。
そしてそれは、「偽物と本物」のファイルに分けてあった。
引越しの時にそれらのほとんどを失ったのは残念である。
その中のひとつに非常に興味深いビデオがあった。
●それは中国の気功法による治療の場面だった。
生後三ヶ月の赤ん坊に気功法を送っている医者がいた。
赤ん坊の足は彼の手の動きと同じように何度も大きく持ち上がった。
●なにしろ、
生後三ヶ月の赤ん坊と「打ち合わせ」は出来ない。
生後三ヶ月の赤ん坊に催眠術や暗示は効果がない。
そして私が見た限りでは糸によるトリックの可能性は極めて低かった。
●そうした治療師たちの手から出ていた「何か」を、
日本の最先端の科学機材で検査した人達がいた。
彼らは「理由が謎の低周波の音波」と「微弱な光」を検出した。
ただし紫外線、赤外線、電磁波、電波、熱は検出されなかった。
ちなみに、その低周波を検出したのは、
日本の警察の科学捜査に協力していた鈴木松美氏であった。
(言うまでもなく彼は音響工学の世界的権威である)。
■「正式な実験」では実験に使うすべての金属その他は、
必ず実験室側が用意する。
従ってマジシャンが自分の道具を持ち込むというトリックは不可能になる。
たとえば、小さな器具を使って車のキーを曲げる方法がある。
しかし実験室では、被験者は身体検査をされるのでそれを持ち込むことは不可能である。
被験者には筋電図がつけられ、サーモグラフィーで監視される。
つまり、筋力および熱が発生するとすぐにチェックされる。
また、破断した金属の断面は電子顕微鏡で観察される。
そして、すべてはノーカットの無編集で記録される。
これらの「公式」および「非公式」のテストを清田氏は合格した。
■確かに、彼の人生には波乱が多くあった。
ある時期においては、
番組からのプレッシャーによってトリックの使用をも認めた。
しかし一方で彼は非公開の厳正な実験に合格していた。
_________________________________________________________
■本物の超能力者でも、それを失敗させる罠というものがある。
次に紹介するものは、
これは幼い少女をランディーが笑い者にした「卑怯な手口」であった。
この動画の中では、仮にだが、砂手が超感覚を持った少女だったとする。
見れば分かるように、そのランディーの手口は次のとおりである。
検査人の側が紙に好きな絵を書く。
被験者に見せないようにして袋の中に入れる。
被験者に透視させる。
被験者は見えないと答えるだろう。
彼はバッグから紙を取り出して、それを被験者の手で確認させる。
「こんな単純な形も見えないあなたは無能者だ」と
彼は被験者を軽蔑することが出来るという仕掛けだ。
つまり、これは必ず被験者が失敗するような罠である。
検査人は最初に白紙の紙を袋の中に入れる。
そして彼は何かを書いたふりをする。
袋から紙を取り出して彼女に渡すときに別の紙に取り替える。
その紙には図形が描かれている。
被験者が失敗するように彼は画策していた。
>●この動画の解説の中でひとつ「間違い」がありました。
検査人は数種類かの図形を準備する必要はありません。
もしも被験者が何かの形が見えると言ったら、
検査人は袋からそのまま何も書いていない紙をみせればいいからです。
つまり検査人が、すり変えるために準備する図形はひとつで充分である。
それは万一、被験者が「何も見えない」と言った場合だけ必要になるわけです。
何か見えると言った場合には、すべて「袋の中の白紙の紙」によって
彼らの能力を否定できるシチュエーションが出来上がるからである。
■長い間、私は偽物と本物の両方を見てきたので、
彼女が本物であることがわかった。
しかしジェームスランディーのセッティングしたこの方法の中では成功しない。
私はテレビ局に抗議文を出した。むろん彼らは沈黙した。
もしも私ならば、
被験者と検査人のどちらにもトリックが不可能な状況をセットするだろう。
こうしたテストは「アンフェアな状態」でやったのでは全く意味がない。
■誰であっても、実験はテレビ番組でやってはならないと私は思う。
そこには、あまりにもトリックのチャンスがありすぎる。
そして本当の良い実験、つまり正しい実験とは、
その実験に協力的な、中立的なマジシャンの立会いが必要になる。
■大槻氏やランディーのような、よくいるタイプの人間のコピーは
世の中に多くいるだろう。
つまり先入観と、少ない情報で判断をする人間である。
しかし情報が充分な量と質にならないかぎりは、
私は何も結論を出さない。
超能力に対して、
私は肯定的ではない。しかし否定的でもない。
■人間が、何かに直面するときには、
そこには、対象を信じたいという意志が、
我々の心にあってはならない。
また対象を否定したいという意志がそこにあってはならない。
それを「先入観」という。それは希望とも呼ばれる。
しかし冷静でありたいならば、うかつに、信じてはならない。
つまり、希望と意志を最初に持たずに現象をみるべきだ。
その結果によって生まれるものだけを私は「個人の意見」と呼ぶ。
その結論が正しいかどうかは重要ではない。
それが個人の中で生まれたものであることが重要である。
それ以外のものは「借り物」「知ったかぶり」
そして「軽率な偏見」と私は呼ぶ。
_________________________________________________________
■逆に、中国の気功で耳の中に丸めた紙をいれて、
その文字を言い当てるにも、
単純なすり替えのトリックが行われることがある(全てのケースではない)。
また、世界的に見ると、比率で言うと、
偽物の超能力者が多い順番は、
中国、アメリカ、日本、ロシアだと私は思う。
マジックについてテレビで勉強をする機会のある国民は騙され難い。
その点では、日本人はマジックの企画番組の洗礼を多く受けた。
一方、中国は、「客集めの目的のパフォーマンス」が多い。
そしてトリックのレベルも非常に低い。
しかし、おそらくロシアは、
こうした能力に対する審査体制がかなり厳しい。
だから治療や実験において「本当の実績」を持つ有能な人達だけが、
正式な治療師としての資格を得る。
■余談■
私の知り合いの女性は、気功治療師であるが、
むろん日本国内の法律では、治療とすれば違法となるので、
「治療補助」という名目によってしかその行為を行うことは出来ない。
彼女は、脳梗塞や末期ガンなど、
医者が完全に見離した患者(著名人のお忍びの治療も含む)の多くを、
全治または回復させた。
彼女は、中国の大学に招かれ、その気功能力を絶賛されたと同時に、
通常の一般の医学の専門授業をも受講して通常の試験にも合格し、博士号を取得した。
そうしたレベルにならないと、本当の意味では、
気功治療師とは呼べないだろうと私個人は思う。
_____________________________________________________
■再び、清田氏について■
私の知人の1人は、彼を直接に検査していた。
また日本の防衛大学の大谷教授は、彼の能力に大きな興味を持った。
メディアで批判を受けたことはあったが
加齢とともに清田氏の能力は減衰した。
しかし、彼がその能力の開花時期(あるいは絶好調の時期)にあったときに、
プラスチックのスプーン、
木のヘラなどを曲げたり切断する実験にも成功した。
●「実験室側から提供された」プラスチックや木のスプーンを
トリックで曲げることは、ほとんど不可能である。
正式な実験では、被験者の腕には筋電図がとりつけられることも多い。
●プラスチックのスプーンは材質にもよるが、
どんなに最低でも摂氏約100度の温度を加えないと変形しない。
(かなりやわらかい歯ブラシの柄でさえも、
沸騰したお湯の中で、やっと曲がるのである)
それはちょうど皆さんがファーストフード店で使うようなスプーンである。
あのスプーンは変形することは可能だが、
切断するためには何度も曲げる必要がある。
しかし彼は指先で触れるだけでプラスチックのスプーンを切断した。
また木のヘラは曲げることも切断することも不可能である。
しかし彼は木のヘラを約5度の角度に曲げた。
マジシャンが道具を持ち込める場合には何種類ものトリックが可能になる。
しかし実験室の中ではそれは許されない。
ちなみに、
彼と同じ実験室における条件の中で成功したマジシャンは1人もいない。
■ただし、私の記憶よれば、この実験を行ったときに、
彼は「ガラス棒」を切断したのだが、
唯一、それに限っては、割ってからくっつけたトリックだったろうと
私は推測した。
その理由は切断面が、念力による角度のものではなく、
叩いて割った時のガラスに酷似していたからである。
もうひとつの理由は、スタッフが機材を片付け始めてから、
「出来そうだ」ということで、急遽撮影を再開した時のものだからである。
このスタッフが機材を片付けるという状況は、
手で曲げたり折って準備するというトリックを行うには
充分すぎるほどの「スキ」があるからである。
■さて、トリックではなくて、彼の「本物の部分」について、
もうひとつ特筆すべきことは、
清田氏の念写写真は非常に面白かったということである。
なぜならば彼は意図的に「遠近感」が違う写真を作ったからである。
たとえば高層ビルの写真は遠近法が逆になっていた。
トリックでないことを証明する方法として、
彼は合成写真では困難な映像を思考によって作ったのである。
彼らを題材にしたドキュメント
■最後に紹介するのは、森監督の作品である。
今とは違う、独特の当時の時代の空気感があるとともに、
彼らの素の顔というものが、よく分かることだろう。
●part-1は退屈かもしれませんが、
Part-2に清田君の「おやじさん」が登場するのですが、
これがなかなか良いシーン。
part-1
http://jp.youtube.com/watch?v=IRYHfNU1rws
part-2
http://jp.youtube.com/watch?v=q9r3DTsW7W0
part-3
http://jp.youtube.com/watch?v=Tt80FOaDetc
part-4
http://jp.youtube.com/watch?v=HGmifMnJCK8
part-5
http://jp.youtube.com/watch?v=7AAGuI3e1xU
part-6
http://jp.youtube.com/watch?v=4w1ovriCg84
______________________________________________________
■最後に、清田氏は、こんな事を彼のブログに書き記して、
彼の「ひとつの役目」を引退した。
***********************************************************
超能力野郎の独り言 第14回
超能力者を辞めることにしました。
僕は今まで、順番を間違えてきたんです。
超能力を先にみせてしまうと、人はその力にひかれます。
この力は本当に純粋なもので、その力そのものは、善であったり、
悪であったり、するわけではありません。
お金にも、似ているかもしれませんね。
お金そのものは、本来、紙であるのに、それには力があるようです。
その力そのものは、善で あたったり、悪であったりするわけではありません。
セックスにしてもそうですね。
それを使用する人、それをコントロールする人によって、
その力が善なのか悪になってしまうのかが決まってしまいます。
子供の頃から、超能力をはじめたことで、
そのシンプルな思いは、今でも変わることがありません。
お金をもうける為に、超能力をや るのではなく、
人がその力に興味をもってくれて、
自分に集まってくれることが何より嬉しいかったわけです。
でも、その力は本当は、みんなの奥底に隠されている力で
僕個人のものではありません。
僕個人のものといえば、この身体であってこの29年間、
超能力者をやってきた清田益章という存在です。
僕は28歳から31歳の間、酒だけではなく、
ドラッグにおぼれたことがあります。
スプーン曲げを披露し、その力のみに頼っていた僕は自分自身に
人が寄ってきているのか、
スプーン曲げに興味を寄せている人なのかわからなくなってしまったんです。
孤独感を感じていました。
多くの人が、僕のところにやってきましたが、
その人が目的としているものが、はっきりとわからなかったのです。
というより感じていたのかもしれません。
当時の僕は酒やドラッグという手段をつかって現実から逃げたのです。
ドラッグをすると、スプーンが曲がりませんでした。
そのころ、普通の力でスプーンを曲げていたんです。
僕の状況に気が着いた親は、僕を神経科の医院に連れて行きました。
偶然訪れた病院の先生は僕が以前、ある大学で超能力研究をしていた
先生の生徒だったのです。
いろんな事をこの先生に告げた後、尿 検査をしたのですが、
何故かそのドラッグをしていたという陽性反応がでなかったのです。
陽性反応が出なかったからといって、僕は自分が何をしていたのか、
僕自身がわかっていました。
ドラッグによって、心をもてあそぶと、僕自身が僕でなくなります。
今から25時間ほど前3月18日の夜、東京の妻から連絡が入りました。
ここ何ヶ月か、心は離れ、ついには物理的にも離れてしまった妻です。
僕をドラッグから救ってくれた女の人です。
11年前、「この間、テレビに出ていた時、なんか体の具合でも悪いの
かナーと思って、これもって来たよ。」玄米の小さなおにぎり でした。
身体にしみわたりました。
_____中略_____
大きなストレスはなく、ただ、今を生きることが彼等の仕事です。
僕は、ここでは、酒もいりません。ドラッグもいりません。
それは、すべて虚をつくりだすものです。
東京では酒がないと生きてはいけないような感じになってしまいます。
ドラッグはやめられても、酒浸りの毎日、僕はおおくの人を傷つけて、
そのことを気が付かずに毎日が通りすぎていくのをまっていたようです。
死ぬまで、その生活を続けるのは僕にはできません。
僕には何かをしなくてはいけない感じが、ずっとしていました。
それは、スプーン折りなどの超能力ではないのです。
_____中略_____
もう超能力はやめたいんです。
それによって、人が集まり、僕自身、その超能力者でいることで
自分に寄ってきてくれている人がその力だけにひき付けられているの か、
僕にひきつけれているのか、
どれが本当で嘘なのかわからなくなってしまったんです。
確かなことは、超能力をやる時は、一日のうちの本のわずかです。
僕でいるのはずっとなんです。
僕は僕のこの心そのもので、本当の仕事がしたいんです。
___中略____
僕の仕事は宗教団体をつくって、金儲けをするのではないです。
ここで僕と一緒に自然に触れてもらい、
自分の奥底にある力を感じてほしいのです。
だから、僕は超能力をやめにします。
_________________________________________________________
■ちなみに、こうした彼の言葉の一部だけをあげつらって、
「ほら、彼は、ろくでなしの薬中で、あれはトリックだったんじゃないか」
と罵倒する、「劣等感」を抱えた「低脳者」がよくいる。
しかし、私はこの彼の文章を読んだとき、
「実に、正直な良い文章である」と、評価した。
むろん、中略した部分には、
やや、ありがちなナチュラリスト(ありがちなスピラー【無明庵用語だが】)に
傾倒しすぎの「臭い部分」はあるのだが、
全体としてみれば、彼は、健全な方向に向かいつつあるのだろう。
若いころに、社会の裏の醜さを知ることは、
人生の中で、非常に、重要なことなのであるから。
●あと、もしも彼が死ぬまでに、もう少し知るべきことがあるとしたら、
本当の親切、あるいは愛とは、
それが、良いとか、正しいからではなくて、
本当のそれは、
全くそれが良いことだとも、一切何も全く意識されずに、
それは行われる、ということだろう。
______________________________________________________________
★
.
<<-- これ以前の投稿 10件
(3901 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
竹の間 の最新投稿
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -