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無明庵日記●猫の足跡-その649●「℃シロートによる 食品検査奮闘記・第30回」
by:
鈴木崩残
2014/02/19(Wed)23:42:26
「ド素人による個人測定」第30回
私の基本的スタンス
おのみち測定依頼所さんとのお付き合い
私が最初に、おのみち測定依頼所の杉原さんに測定をお願いしたのは、
昨年、2013年の初夏ごろでした。
測定依頼をしたものは、近所の土壌です。
うちの庭にはローズマリーのハーブなどもあるため、
植物への移行係数を考えた場合、今後、使えるのかどうかを知りたい、
という事もありました。
と、同時に近所からうちに遊びに来る猫もいるので、
土壌については知っておきたかったのです。
猫は、しょっちゅう毛づくろいをしますので、
微量とはいえ、毎日のように土ぼこりを直接に舐めていますから。
●なぜ、おのみち測定依頼所さんに依頼したのかは、理由は二つありました。
ひとつは、庶民的思考で恐縮ですが、
依頼料が比較的、費用負担が少なかったことです。
(いくつかのサイトをチェックしましたが、ひとつあたりにつき、
5000円から3000円というところが多かったのです)
私は、同居しているパートナーと共に、
自分で毎日の調理もすることから、何年も先まで、長期的にみると、
検査したい食材は、数種類では、とてもすまなくなりそうでした。
●しかし、それと同じぐらい重要だったのは、測定をしている人そのものです。
測定員のブログと題されたページには、淡々と測定結果が掲載されており、
必要最小限の短い、静かな口調のコメントの中にも、
人の体温の通った、繊細な気遣いがいくつも感じられました。
●その後、生活の基本となる水道水その他、いくつか測定を依頼しました。
測定所は関東にもいくつかありますが、送料が少し高くなっても、
広島まで送って杉原さんに依頼をしたいと思い続けた理由は、
直感的なものと、文体から感じた誠実さで、
それ以外には、特に明確な根拠はありませんでした。
そして、月日が経過し、自家菜園を持つ親しい知人にも、
おのみち測定依頼所さんを紹介させても戴きました。
●そんな中、今年の初めに、この掲示板でも記事にしました、
杉原さんの「講演会の動画」を拝見しました。
失礼な言い方になってしまいますが、
メールから受けた、落ち着いた、気負うことのない、その文体の印象からは、
もう少しお年を召した方と思っていたのですが、予想したよりもお若い方でした。
●その杉原さんの「講演会の記事」がありました。
>「汚染を探すのが目的ではなく、
> 検出されなかったという結果を積み上げることが大事である」
↓
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/121829
●人々は、汚染された食品情報に一喜一憂する傾向がある中で、
杉原さんは、重要な本質を、最初から見据えていたと私は思いました。
なぜならば、それは結果として良心のある生産者も応援するからです。
実は、正直に言いますと、私は、
おのみち測定依頼所のブログの測定結果を、一番最初に見たときには 、
セシウムが検出された食品情報が、とても少ないのを見て、
変な言い方をしますと、「安全な結果ばかりが多いようだ」と、
うっかり軽率な事を思ってしまったのです。
●しかし、汚染が検出された食品の情報を列挙するよりも
「買える食品が分る事」こそが、消費者と生産者の両方に利する事が
その後すぐに分かり、杉原氏の、その姿勢に信頼を寄せました。
とかく、汚染が発見された、という情報の方が、スキャンダラスに思えてしまい、
飛びつき、記事にしたりする人が多いものです。
むろん、それは「土壌や水や埃などの環境汚染」については正しいといえます。
●しかし、こと「食品」に関しては、
私たちにとっては「何を食べられるか」こそ、本当にこれから何十年間も、
自分が死ぬまで絶えることなく必要となる情報なのである。
***************************
私が、その後、おのみち測定依頼所さんに、
測定をお願いすることになった経緯と理由
冒頭に書きましたように、
2013年初夏に最初の依頼をさせていただき、
★文体、直感、メールから、そのお人柄を感じ取り、
メールでの文字数は少なめであっても、常に、実直さを感じたこと、
自己主張は控えめでありつつ、強い情熱と志のある人だと感じました。
★また、測定に持ち込まれているのが、
「主に、一般市民」から、という点も重要でした。
(持ち込む人が業者に依頼された、なりすましの個人でないかぎりはですが)
企業から「安全性の宣伝に悪用される」という可能性が低い測定所でした。
そうした悪意のある業者の場合には、測定所に出す検体だけは、
既に測定済みの安全が確認された別の検体を出して、
自社では、汚染された食材を使い続ける可能性すらも、疑うべきだからです。
しかしそうした悪徳企業らは、宣伝効果を狙う場合には、
名の知れた権威のある測定機関に依頼したがる事は間違いありませんので、
それが(結果としてですが)、私個人の中では、
おのみち測定依頼所さんへの信頼性をアップする結果となりました。
★また、ブログのデータの記載のされ方に好感を持ったこと。
同商品でも、今後の食品製造に関してまでは、
「永続的な保障はできない」という当たり前の事も、きちんと明記していること。
あくまでも参考として下さいと明記されている事。
★不明なものは、精度の良い機器を持つ所でのクロスチェックをしている点。
★ブログを拝見していると、
さまざまな検体に対する測定経験が、どんどん積み重ねられていて、
日々、謙虚に試行錯誤をされているように思えること。
測定室内の環境整備も、きめ細かくされていること。
↓
その1
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/06/blog-post_18.html
その2
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2013/12/blog-post_7.html
(とはいえ私は測定は素人なので、意味が分らない記述も沢山あります)
★2013年内の測定結果が、2014年2/18の段階では、
まだブログにアップされなかった事から、ご本業やご家族との生活も
大変に忙しい中で、相当量の測定をこなしておられると推測されること。
●こうした事を、事前に、杉原さんの人柄から感じていたところに、
今年になってから、講演ビデオを拝見し、なるほどと思ったとともに、
測定依頼を続けてきたり、
親しい知人にのみ測定依頼所としてお薦めをさせて戴いてきて、
本当に良かったと、確信しました。
*********
■そんな中、先日、次のような記事が、杉原さんのブログにありました。
表題『信条・人のせいにするな』
↓
http://onomichi-labo.blogspot.jp/2014/02/blog-post_17.html
●この記事を読む前に、私は、何人かの放射線測定の知識を持った人と
やりとりをしていたので、こうした、陰湿な嫌がらせや、批判をしたがる者がいる、
ということは、十分に理解できました。
ちなみに、私が人とかかわるときの大原則となる基準は、
人間性、または、その人のあらゆる言動を突き動かしている「動機」です。
なぜならば、行動原理となるモチベーションの中に、
本人が無自覚的なもので、かつ不純な動機のものがあれば、
何をどう知っていようが、すべては、その後、腐ってゆくからです。
たとえば、私は、次のような2例の、おのみち測定依頼所への、
「軽薄な批判」または「小ばかにしたような批判らしきもの」を目にしました。
↓
数値なんてどうでもよいから「汚染されている」と分かっていたり、
なんか怪しいなら食べない方がよいです。
その意味では、こっちは、おのみちの人が
「このXXは安心して食べられる食品です」と書いてあるのを見ると
違和感を持ちます。
さらに、次のは、杉原さんの測定所の事を名指しで言っているのではなくて、
ボランティアとして低価格で測定をしている「すべての測定所」に対する、
軽蔑とも取れる発言でした。
しょせん市民測定所は、素人に毛が生えたレベルなので
定評のある分析機関に依頼する方が確かです。
「1000円だ、500円だ、タダ でもいい」と「客寄せパンダ」に使うほど、
当方は運営資金に困っているわけではないので、誤解なきようお願いします。
最後の部分の返信部分がある理由は、
私が、測定の事について少し教えていただいたので、
私が、一方的に教えていただくばかりでは申し訳なく思い、
「測定所なのだから、やはり本題である測定もお願いしよう」と思い、
その旨を伝えたところの回答でした。
取りようによっては、
「俺様は、測定を、客寄せパンダに使うほど、落ちぶれてはいない」
ということにも取れますし、
資金提供が豊富であるという自慢にも取れます。
●しかしながら、ごく普通の神経をしていたら、
「測定のご依頼の点は、どうぞお気遣いなく」の一言があればいいだけですが、
この人は、そこに、少ない言葉の中にも、
日ごろの自らの生活上のうっぷんや、他者に対する敵意や嫉妬や、
自己嫌悪までをも、ふんだんに盛り込んでしまっていました。
●また、最初のコメントの人は、私に次のように言いました。
そちらが「bq/kg」にこだわる理由を、もっと聞きたいものです。
山の高さを比べても「自分基準」の食品の判別はできるのに、
何故、Bq/kgでないとならないのか?というのをもっと説明して欲しいです。
こういう事を、この人物が言う場合には、
私がベクレル数にこだわる理由についてなどには、はなから一切興味などなく、
質問をしているのは、ただのポーズであり、
この人の中には、すでに喉から手が出るほど自己主張したい結論のみが、
頭の中に舞い上がっており、
(グラフを見ずにベクレル数を信じるやつは、あいつも、こいつも、
バーカなんだよ、の主張)
悪く言えば、単に、この人が自分のゆがんだ人格の言い分を発散できる、
その「カモ」を探しているという、ただの精神的な故障です。
その彼の、とってつけたような疑問に対する、私の回答は、
・日本国内では、食品の汚染数値の表示は、
言うまでもなくベクレル/kgであり、それ以外の基準はないので、
一般の人々が、唯一知らされている、そのベクレル数に注視するのは、
「当たり前のこと」である。
それとも、この人物は、食品一個一個に、
検査機器の名前や、検査条件を記したスペクトルのグラフでも添付しておくべきだ、
とでも思っているのであろうか?
●そもそも、私にとっては、(極度な汚染地帯は別として)、
移住する事が、現在の目的ではなく、
汚染された日本の中でも、ぎりぎりで、
「自分たちが、重篤な病気になって他人に迷惑をかけずに済むように、
そして、なんとか生計を立てるために働ける、
その為の最低のラインを維持すること」です。
これが、今の日本で、家を持ったり、仕事を持ったり、家族を持っている
一般のサラリーマンや、主婦の目指す事の出来る「限界」なのであって、
「少しでもスペクトルのグラフにセシウムの山があったら食べるな」、
では、済まないのです。
であるのに、
「汚染されたものと判断したら食うな、ベクレル数など意味がない」と、
まったく、そこで生活をしている人たちの現実に即さないことを、
斜に構えた、無気力かつ鈍重な口調で、平気で言うわけです。
また、この人物は、
「自分は海外にいるので、
現場の日本にいる人間どもには分からないことも、分かる知見がある」
とすら言いたげな事まで、へらへと書いてくる始末でした。
●しかし、それは、
「戦場や、災害現場にいない場合には、
その現場にいる人間よりも、ときには見えるものがある」、
と当サイトの掲示板に、過去に私が書いた事の軽率な盗用です。
(正しくいうと性格の悪い読者によくいる「都合のいい部分だけを悪用するタイプ」)
私が、そうした事を、かつてこのサイトに記した真意は、
たとえば、紛争地域や、災害現場を、
「上空から俯瞰する世界」と「地上で見る世界」には、
それぞれの立場の人が知覚する「異なる現実がある」、
と言ったのみであり、
航空写真を見ている者「の方が、より正しい客観的認識を出来ている」、
などと書いた覚えはありません。
●それはさておき、物事に対する現実感覚とは、
その「現場」にいないかいるかではなく、
その人間自身が人生の中で培ってきた「感性」の問題であるということは、
最近、隣の「桜の間」にも書いたとおりです。
●さて、これ以上書きますと、
梅の間を、まっすぐな目で、見守って戴いている方たちのお目汚しになるので、
話を本題に戻します。
福島第一原発の事故直後から、
我が家でやってきた事、そして困ったこと。
原発事故以後、「測定を自分で出来ない」、という状況、
または、費用がかかるので「測定依頼を頻繁に出来ない」、という経済状況、
その中で出来るギリギリのことは、
★輸入品でかつ安全性が高いと推測される食材をなるべく選ぶことでした。
たとえば小麦粉は国内産は高価なのでほとんどないものです。
★国内では原料の産地で選ぶこと。
そして、生産業者のサイトの説明の真偽を見極めようとすること。
★西日本、九州産でも、
その農地の肥料の産地についても問い合わせること。
★外食は、調理人と、汚染についても親しく話す事が出来て、
自分が信頼できるところ以外は極力避ける。
★山梨県は場所によっては土壌の汚染が15ベクレル以下と少なめであった。
ただしこれは、あくまでも、原発事故以前は、全国どこでも、
5〜10ベクレルの汚染があったことを基準とした場合であるが。
それでも、もしも、山梨県の産地不明の外食をやむなく食べる場合は、
気やすめであってもペクチンを飲むこと。
測定してくれる所を見つけるまでは、これぐらいしか出来ないのが
私たちのような、一般家庭なのです。
*********
☆測定所へは、生活のすべての基本となる「水道水」について、
まず測定依頼をしました。
☆次に庭の土壌でした。
☆次に、どうしても必需品となる「お米」は、
販売元が自主検査して0.5ベクレル以下の出荷をしているところに限りました。
・・・・・・・・・
☆一番困ったのは、
魚、混布、しいたけなどを原料としている「和風ダシ」でしたが、
おのみち測定依頼所での測定の結果、安全性が高いであろうとの評価となり、
言うまでもなく、私個人の責任においてそれを信頼しました。
☆また、それまで我が家で使っていた醤油は、
セシウム検出の疑いがあったので、別のものに買い換えました。
とにかく、主食または主食に近いものから、どんどん測定所に出しました。
困るのは、次のような事でした
ご近所から好意で戴く食材。
皆さんも経験があると想いますが、
戴くときには、なかなか断りにくいものなのです。
(中には、私たちが汚染食材に注意していることを理解してくれて
配慮してくれるご近所の方もいらっしゃいますが、そういう人は、とても希少です。)
ですから、戴いておいても、あとで捨てる結果になるものもありました。
☆戴きものの中には、産地が富士五湖のものもある一方で、
「関東で自家栽培している親類から送られてきたので、どうぞ!」、
などというものもあって、いろいろなものが混在していたために、
うかつに食べることが出来なかったのです。
☆また、自分で主食以外の食品をスーパーや生協で選ぶ場合も困った。
もしくは、それまで買ったことのない食品や、
安全性、危険性が不明のものに手を出す場合にも、判断材料が乏しかった。
そして、これらの多種多様の食材を、
すべてかたっぱしから測定依頼をすると膨大な費用になるのです。
なぜ個人測定の試みを始めたか
精度が低くとも、なんとかして10ベクレル程度は、自分で検出して、
そこで、自分で分かるような汚染食材は、まず自分で跳ねて、
「自分の事なのだから、自分自身の敷居をつくりたい」からであった。
それ以下の汚染の疑いのあるもので、分らないものは測定依頼をする。
これだけでも、今後「死ぬまで続く」汚染の可能性のある食材に対する
測定費用を、軽減できると思うのです。
●また、こうして測定依頼したものは、「不検出」になる可能性も高く、
そうした場合には、「危険の少ない食品」として、
おのみち測定依頼所さんのデータにも寄与できる、ということもありました。
以上、豪雪の被害により、現在、物流が止まっている、
山梨県 富士河口湖からの投稿でした。
・追記・
>次の、左側に一覧がある製造所固有記号も、ひとつの参考になります。
↓
http://www45.atwiki.jp/seizousho/
●最後に、もう一度、
「なぜベクレル数にこだわるか?」
むろん、グラフも見ずに、出てきた数値を信頼するといった発想は
そもそも私にはありません。
そのことは、既に前から当掲示板に書いたように、
街中にある簡易測定所の数値などにも、
どえらいバラつきがあって信頼できないからです。
だから、グラフ表示がされて、しかも日本語表示できるもので、
今使っているものよりも、もっと良いソフトがないかと探しているのです。
●しかし、いずれにしても、どこかで「線引き」をしないとならない。
その線引きのひとつが、おのみち測定所の杉原さんの言葉を借りれば、
一日あたり「0.19ベクレル/kg」です。
>50年間の平均で、セシウム137が一日あたり約0.19Bqの摂取。
大気圏内核実験によって拡散したセシウムその他の核種を、私の場合は、
半世紀以上にわたって既に食べてきて、
その結果として「今日のこの自分の身体の状態」があります。
むろん過去の核汚染物質の影響は、
第二次大戦後の世界中の発ガン増加として、既に多く出ているのでしょうが、
しかしそれは、もう食い止めることは出来ません。
●故に、ひとつのボーダーラインとして、
福島原発事故以前の、食品汚染を一日あたり約0.2ベクレルとして、
一般の市民測定所は、これ以上の数値のものを毎日食べる結果となる事を、
まずひとつの、避けるべき線引きとしていいと思います。
●一方で、個人測定では、
今のところ私の使っているアルマジロ(Type−3)に検出できる限界は、
製作者の大久さんの見解によれば、約10ベクレル前後のようです。
(現在、この8倍の感度の製品を開発されたとのことです)
10ベクレル/kgといえば、
福島原発事故以前の日本の一日あたりの摂取量の「50倍」の濃度です。
これをまず、なんとかして、1ベクレル/kgまでと思っていますが、
そのためには、機材もグレードアップが必要になるかもしれません。
●しかしそれでも、私が庶民でも手に入る価格のシンチレーターを使う理由は、
最初に、このド素人測定を始めた動機が、
>「日々の生活費で精一杯で、
>お金の余裕がなく、知識ゼロの、私のような素人に、何が出来るか」
>「ボランティアの測定所にも、おおいに頼る」
というところにあったために、
自分一人が趣味のようにして、あれこれの機材を揃えたり、
あれこれと、いじっていても、そんな道楽には意味がないのです。
だから、私は、
他人様からのご好意で、測定機材を貰うことも、断固として拒否しています。
サラリーマンや主婦の方は、そんなものは、他人様から貰えないからです。
「私」が生き延びることではなく、
「私たち」が生き延びることが、
私の測定奮闘記の基本指針だからです。
庶民が手にできるより性能の良いコストパフォーマンスの良い機材の開発は、
その道の専門の人たちに期待するしかありません。
だから、もしも何十万円か出して買える経済状況のご家庭なのであれば、
「たろうまるさん」の所のような市販品を買うこともお勧めします。
*********
> 1ベクレル/kgならば、
>原発事故前の、一日のセシウム137の摂取量の5倍、
> 10ベクレル/kgならば原発事故前の一日のセシウム137の50倍、
これだけでも充分な低線量被曝ですから、
健康被害が出てもおかしくないわけですが、
本来であれば、国家単位で、
とりあえずの「食品汚染」の「線引き」とするのは、
福島第一事故以前の、一日あたりのセシウム摂取量だった「0.2ベクレル/kg」
とすることが理想であり、線引きとして間違っていないと思います。
土壌であれば、福島原発事故以前に、日本の各地で検出されていた
「5〜10ベクレル/kg前後」としてよいと思います。
●土壌から作物への移行係数を、非常に乱暴かつ大雑把に、
仮に「5%」とすると、
>土壌は、4〜5Bq/kg、
>食品は、0.2Bq/kgで、
福島原発事故「以前」の数値としても、
おおむね整合性のある近似値になると思います。
●こうした根拠によって、
「ベクレル数値」による線引きをし、
自分で見たグラフから、
個人測定という正確性に欠けるものであってもベクレル数を割り出そうして、
それによって、自分が食べる食品を仕分けしようとすること、
何もかも、当たり前のことです。
■この国は、当初、土壌について、
1平方メートルあたり、8000ベクレルを規制値としました。
換算係数を、仮に50としますと(一般には65が使われていますが)、
1キログラムあたり、160ベクレルの土壌。
これが国民に、「大丈夫だから我慢しろ」といった汚染値です。
事故前を、(仮に)10ベクレル/kgとしたら、16倍じゃないですか。
●皆さんは、
辛さ16倍カレーと、1倍カレーの違いぐらい分りますよね。
料理をする人ならば、
塩加減が10倍も違ったら、どうなるか分るはずです。
毒物の致死量も、
16倍も違ったら、どうなりますか?
ペンキや絵の具を混ぜる人も、
その量が10倍、15倍も違ったら、色調はどうなるでしょうか?
調香師の方においては、
10倍もその配分量が違ったら、香水はめちゃくちゃん香りになります。
音楽をやる人においては、
ある1つのチャンネルの音のミキシングが10倍〜15倍も違ったら、
全体のオーケストレーションは、めちゃくちゃになります。
●むろん、放射性物質が人体に長期的に与える影響は、
必ずしも、前述したような、
五感の「感覚強度」とは、対比や対応できませんが、
放射性物質と、発病との因果関係が証明できる敷居値は、
学者らの間でも、意見が大きく分かれているのですから、
それは、「未知数」と考えるべきです。
だから、
「あー、食品は、えーっと、100ベクレルまでOKってなっているよね。
水やミルクは、確か、10ベクレルまでだよね。
それ以下なら安全なんだってさ。だから食ってもいいじゃん」などと
政府が私たちに押し付けた数字に、麻痺してはいけません。
************************************
★
.
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