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●猫の足跡-その801「★おおざっぱ測定 日記・第179回」■「福島産玄米」の測定■
by:
鈴木崩残
2015/10/22(Thu)05:13:18
おおざっぱにハカルスキー
個人測定日記☆第179回
低濃度汚染と思わしき検体の測定
●2014年収穫の「福島県 中通り産」の玄米が長く保存されていました。
以前、4/11と4/28に測定にかけたところ、
まったく検出されなかったものでしたので、
そのまま、使う目的もなく保存しておいたのですが、
今回、万全の状態で測定にかけたところ、検出となりました。
↓
■Cs−137、K−40ともに「係数を二種類」適応してみましたので、
わずかに数値に差があります。
今回は、微量検出ながらも、Cs−134も定量してみました。
*結果*
Cs-137= 0.859 or 0.676 Bq/kg
Cs-134= 0.18 Bq/kg
K-40= 54 or 65 Bq/kg
*********
いっぽう、こちらは、同検体を今年の春に測定したもので、
測定時間、気温ともに大きな差はありません。
充填も二種類の重量にしましたが、検出とはならなかったグラフです。
↓
これは、現在の自分の測定精度を確認するために、
測定所に依頼する予定です。
この少数桁の汚染濃度の微妙な係数による差によって、
どちらの係数を、当てはめるべきかが分かるというのが大きなポイントです。
現在は面積が「80平方mm以下」では、係数は0.01ですが、
もしもこの、「78.75平方mm」では、係数を面積の二乗÷10,000
のほうが値が近づくならば、係数の微調整が必要になりますから。
もっとも、私の今回の検出濃度の結果が、
誤検出だったり、過大、過小定量となってしまう可能性も覚悟しています。
しかし冒頭のグラフのスペクトルからして、ほぼ検出は間違いないと思います。
この玄米の二度目の測定
●PCとシンチレーターを1時間半休憩させたあと、
容器内を全く動かさずに、そのままで2度目の測定をしました。
ところが、今度はピークは「ごく僅かに」あるのですが微量過ぎました。
↓
一度目と比較すると、あきらかに、グラフが少し低下しています。
気温は20.5度ですから、18.5度と2度しか違わず、
アルマジロシンチレーターでは問題にならない範囲です。
↓
この玄米の三度目の測定
そこで、自分ルールの「不明なものは3度測定する」というセオリーに従って、
「3回目」の測定をしましたが、
念のために、シンチレーターとPCは、いつもの1:30より多く、
「2時間半」の休息を与えました。
これで、もしも一回目のようなはっきりとした検出をしないならば、
一回目は、「誤検出」ということになりますが、その結果です。
↓
山とピークが出ました。
ただし、今回は4時間の時点で切り上げました。
5時間以後は低下し、6時間では、2度目のような結果になったからです。
↓
■こうしたことから、どんな検体も、
4、6、8時間の時点を見れば、途中の怪しい山や、低下する山も分かるので、
「オートセーブ」は、1時間おきではなく、2時間おきに設定してみます。
この玄米の四度目の測定
●試しに、シンチレーターとPCを3:30休憩させてから、測定しました。
これで一度目の数値に近づくか、それとも3度目の数値に近づくかを
見るために、4回目の測定をしました。
↓
■3度目と4度目のスペクトルグラフにほんの僅かな差がありました。
↓
*********
●さて、この福島の玄米は、個人測定では、
おそらくは、0.4〜0.86Bq/kgで、検出だとは思うのですが、
測定所の結果待ちとなります。
しかしながら、不検出という結果も覚悟しないとならないほどに、
うちの設備にとっては、もうギリギリに近い「微妙な測定」となりました。
2度目の測定はシンチレーターの低下とみなして、
1度目と3度目と4度目の結果は、こうなりました。
↓
1回目(十分な休息の後の測定)
Cs-137
>係数1 0.859
>係数2 0.676
K-40
>係数1 54
>係数2 65
2回目(1:30の休息の後の測定)【休息時間不足】
Cs-137
>係数2 0.29【極度に低下して、ぎりぎりの検出と定量】
3回目(2:30の休息の後の測定)
Cs-137
>係数1 0.531
>係数2 0.63
K-40
>係数1 45
>係数2 55
4回目(3:30の休息の後の測定)
【定量値(面積)は少し下がったが、スペクトルグラフは3度目より僅かに高い】
Cs-137
>係数1 0.36
>係数2 0.43
K-40
>係数1 52
>係数2 64
【測定所での結果です】
↓
ご依頼のありました
「玄米(福島県)」
について測定結果がでましたのでお送りいたします。
結果としては、
解析精度3σ(精度99.7%)
セシウム137:0.435±0.375Bq/kg
セシウム134:不検出(<0.3Bq/kg)
カリウム40:59.2±15.8Bq/kg
ビスマス214:ウラン系→検出
609keVに20keVにはピークが確認できません。よって微量の検出と判断しました。
セシウム137:セシウム134の比率は、2015年10月現在では、1:0.240」です。
今回の結果から、もしセシウム134が存在するのであれば、
0.435×0.240=0.1044Bq/kg程度であると推測されます。
■ひとまず、微量だけど検出、という判断は合っていました。
問題は、1〜4の、どの測定時のもの、どの係数が妥当かです。
「現時点」では、
>Cs−137に関しては、係数1(×0.01)
>K−40に関しては、係数2(×1.4)が妥当と判断しました。
かなり慎重に測定をして、検証する材料を獲得していたので、
この結果は嬉しいです。
これで不検出とかの結果だと、非常に悩むからです。
山やピークが出ているのに0.3未満という結果だった場合には、
そうした山やピークを、今後は、無視したり軽視するという、
対策、対応が新たに必要になってしまうからです。
自分で「ある」と判断をできたものが、予測どおりの範囲に微量出た、
ということで、今後も、この濃度、このレベルのスペクトルは
「疑ってよし」、ということになったわけですから。
定量値も、もっとも高く定量された1回目の測定は、
測定所の誤差範囲をわずかに出てしまうものですが、
ほかは、測定所の誤差以内に収まりました。
この測定は、ここのところの集大成としての思い入れもあったので、
本当にほっとしました。
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