▲
控えの間
-
全館目次
- 松の間
■
BBS
- 竹の間
■
BBS
- 梅の間
■
BBS
- 桜の間
■
BBS
■
松竹梅の間:ログ表示
松の間
竹の間
梅の間
桜の間
★ 番号指定:
1ページの表示件数:
件
☆ 検索語 :
検索表示 新着から
古い方から
タイトルだけ表示
タイトルと5行
全部
「性と死のホームページ」 http://www.mumyouan.com/
.
より詳しい使い方の説明(9月11日変更)
●梅の間へようこそ●
掲示板
Title
助っ人リンク
2007年3月までは「質疑応答用の掲示板」
2013年12月までは「禅書道」と「原発事故関連記事」
2014年以後は「テーマを決めない日記」になりました
★
「無明庵の書籍の案内」
★
ブラウザーの設定などの理由で最新情報が表示されない場合があります。更新ボタンやF5キーを利用してみて下さい。
[2063]
■
●猫の足跡-その812「★おおざっぱ測定 日記・第191回」■交互に2つのシンチレーターを使用してみる■
by:
鈴木崩残
2015/12/05(Sat)14:26:07
おおざっぱにハカルスキー
個人測定日記☆第191回
二つのアルマジロを交互に使う
●どうも何度やっても、共通していることは、シンチレーターの休憩時間が、
3時間未満だと、安定しません。
(例外はあるものの、ほとんどの場合に低下します)
そこで、十分すぎるほどの休憩時間をシンチレーターに与えるために、
メインとサブのアルマジロを「交互に使ってみる策」をとってみようと思います。
それぞれの校正の設定は済んでいますので、すぐに切り替えが可能です。
●また定量の時は、設定を固定にした別の同機種のPCで行いますが、
それで定量値に問題になるほどの差が出なければ良いわけです。
むろん、それぞれのシンチレーターに、個別の換算係数を使います。
(ごくわずか補正計算で済みそうです)
●こうすれば、二つの同じ機種のシンチレーターを交互に使うことで、
それぞれに最低でも、6時間以上の休憩を与えられますので。
まず「試しに」ですが、PCの入力もソフトのゲインも、わざと同じにして、
かつ測定時の室温も同じ18度にして、共に1時間測定し、
ピーク位置の違いを調べてみました。
■後述しますが、
このように標準とする山(662keV)より「右の方向」に出来た山は失敗です。
レベル調整をやり直す必要があります。
↓
重ねるとこうなります。
(注・前述のグラフでは、サブのアルマジロよりも高く見えていた
右にずれていたメインアルマジロの山も、
2つの位置をそろえると、このように低くなりました)
↓
サブのアルマジロでの
スキムミルクの測定
■そこで、まず現在使っている「サブのアルマジロ」で、
1.25〜1.45Bq/kgと推定されるスキムミルクを測定したところ、
やや過大の検出と定量となりました。
しかも測定時の室温は、かなり低温で、13度〜14度と一定でした。
これは、十分に休息させたサブのシンチレーターでの測定です。
↓
■次にしばらくベンチ入りしていた「メインのアルマジロ」で、
同じスキムミルクを測定しました。
むろん、試料は容器に入ったままで、中身も全く動かさずです。
これもシンチレーターは十分な休息時間を経たあとです。
↓
なお、比較するために、ここではメインもサブも、定量時には、
全く同じ換算係数を使っています。
もっとも別に定量までしなくても、
違いは面積の数値だけで分かりますのでここまでする必要はありませんが、
単に、分かりやすくするためです。
良いピーク校正の事例
同じ検体を測定して比較した時に、描かれる山が高ければ高いほどいい、
と「仮定」をした場合に限りますが、
そういう場合には、まず、「Cs−137の校正用線源が描く山」が、
「662keVよりも左の方」に描かれるように、
PCのマイク入力とGainのレベルを調整します。
Gainは、1.0が最小レベルですが、1.2を上限とするといいです。
あとは、PC側のマイク入力レベルで調整します。
↓
●すると、662keVより左に描かれた場合には、校正スライドで山を右へと移動します。
このとき、ピークをあわせた時の「校正スライドの数値」が高いほど良いのではないかと、
今のところ、私個人は考えています。
そこでまず画面の662keVよりやや左の方に山が描かれるようにレベルを調整し、
そのあとに、山を右へ移動させたときには、数値が増加します。
これが逆に、最初に基準となる山(662keV)よりも右側に山が描かれるような
レベル設定にすると、そのあとで左に移動させてピークをあわせたときに、
校正スライドの数値は下がります。
これで良いのか悪いのかは、テスト測定をしてみます。
入力レベルの調整が高いとグラフ全体が右にいくことから、
適切な「低く過ぎない程度の 低さ」が必要なのかもしれません。
とにかく、私流のこの方法に限っては、
このソフトの設定の全てにおいて優先されることは、
>1/同一の線源をグラフにしたときに、
> 出来るだけピーク位置が高くなる設定にすること。
>2/ひとつの表示スケールの中で、そのグラフから、
> どのような密度(または比重)の検体でも、
> 少数桁から3Bq/kgないしは5Bq/kgまで定量できる
> 「幅」を持つ表示にすること。
よくない一例としては、比重1:1の試料を測定した場合に、
「少数桁の低濃度から25Bq/kgの高濃度」ぐらいまで表示されるほど、
縦方向の表示範囲が広すぎる設定です。
ソフトが計算をするのではなく、手書き線から計算する場合には、
「見極めたい濃度域の山」を出来るかぎり拡大した方が誤差が少ないからです。
●かといって、以前の私の設定(Max60といった極端な表示)のように、
拡大表示をし過ぎると、線を引く場所が分かりにくくなります。
なお、このソフトの基本設定のスムージング機能は、現在の最高値の
「100」で、私にとっては非常に良い具合です。
これ以上に滑らかにしては、判断材料としての形が鈍りすぎるからです。
Ylogの活用事例
●では、本当に二つのピークのうち、左が正しいのかどうかを
測定直後に、たった今保存したばかりのグラフを表示し、
そのまま校正を動かさない状態で、校正用線源を測定します。
今回、ここで初めて「Ylog」の活用法を発見しました。
エネルギーの非常に高い、校正用線源と、1Bq/kg程度の検体という、
この「極端に異なる山の高さのスペクトル」を、
測定直後に、ピーク位置をチェックするのに使ったわけです。
↓
もち米の測定でシンチレーターを比較
●このテストが非常に意味があるのは、今までは、
>PCを連続使用したときには、シンチレーターも連続使用する結果となった。
>PCとシンチレーターを両方休息させると、両方が休息するので、
>どちらが原因か分からない。
>PCをわざと電源をつけたままにしてシンチレーターだけ休息させる。
>(これはテストするのに時間がかかります)
>シンチレーターを連続使用して、PCだけを休息させたものに交換する
>というテストは、まだ詰めたテストはやっていません。
>そこで、現時点でやってみるのは、もしもPCの連続使用が低下原因ならば、
>休息させたシンチレーターを交互に交換して測定しても、低下するはずである。
>ということが検証できます。
■結果はこうなりました。
↓
■よって、PCを数時間休ませてから、
二つのシンチレーターも休ませてみて、もう一度この検体を測定します。
鉛の気温への温度追従は遅い
これは二つの測定とも、同じサブのアルマジロです。
↓
●ここのところのスペクトル低下の原因は、気温かどうかはまだ不明です。
気温といっても、外気温や、室温ではなくて、
「鉛遮蔽容器の内部の温度」です。
つまり上図の中では、室温が同じ17℃と書いてありますが、
シンチレーターが実際にある「鉛容器内」とは大きな温度差があります。
●秋の初めには、朝方も、そう冷え込まなかったので、
鉛遮蔽容器内と室温とには、それほど大きな差がなかったのですが、
この冬になってからは、朝は11度ぐらいになりました。
すると室温で冷えた鉛は、部屋でヒーターをつけて室温を18度にしても、
数時間では、元に戻りません。
そのために、秋ごろよりもシンチレーターの感度が低下しているのかと考えています。
午前中にファンヒーターをつけても、
1時間半程度では、鉛の容器内は、まだ13度程度でした。
写真は、左が室温、右が鉛遮蔽容器に温度計を接触させた温度です。
↓
●逆にいうと、これは、鉛遮蔽容器内は温度変化がゆっくりしている、
という点で利点があります。
つまり、いったん、ある温度に安定すれば、室温が変化しても、
最初の鉛の温度からズレるのが「遅い」ということです。
そういうわけで、アルマジロが温度変化に強い以前に書きましたが、
あれは間違いで、温度変化に強いのは「鉛遮蔽容器」でした。
●いずれにしても、今後は、温度を書いて記録するときに、
鉛遮蔽容器に接触させた温度計の数値を書くことにしました。
当たり前の事をせずにミスするという、素人ならではの失敗です。
●シンチレーターとPC両方を休ませて測定して「もち米」です。
シンチレーターの休息は、ここでは影響(効果)は見られず、
前よりも感度が低下していました。
(PCの休息の有無による違いの「疑惑」はまだ残っています。)
↓
_____________________________
★
.
返信 [2063]
<<-- これ以前の投稿 10件
(2063 番)
これ以後の投稿 10件 -->>
梅の間 の最新投稿
オーガズムTop
全館目次
C mumyouan 当サイトのコンテンツの無断転載は著作権法により禁じられております。
- BlackVoid BBS CGI 2006.08.30 -